11月5日(月)
祭明け。
朝から小雨の降る月曜日。
今朝は広南小学校に1ヶ月ぶりに読み聞かせに。
今回は2年生を担当。
元気いっぱいの2年生に、今回読んだ絵本は、

『かえる を のんだ ととさん』
“ととさん”が“かかさん”に次々「かかさんや、どうしましょう」と尋ねるのだが、“かかさん”はいつも、
「おしょうさまに ききなされ」
大変テンポのいい話で、この話を聞いたことのある児童もみんな静かに聞き入った。
「おしょうさま」・・・。
今の時代、和尚さまに尋ねることって、だんだんと無くなってきてるのかなぁ。
「親鸞聖人」の「聖」というのは、「ひじり」とも読む。
この「ひじり」の語源は、「日知り」から来ると聞く。
太陽を知る者。
農作物を作るのにも何をするにも、天気を知る者は尊ばれた。
そんなことから、いろんなことを知っている和尚さんは「ひじり」と呼ばれるようになった。
天気に薬、いろんなことを知っていた昔の和尚さん。
今の時代、いろんなことを知っている人はたくさんいるし、その道のエキスパートと呼ばれる人も。
そうなると、和尚さまに聞くのは仏教に限られてくる。
ただ、だからといって仏教に限らず、いろんなことに興味は持っておきたい。
先日、某若院さんから、法事で小さな女の子にセーラームーンの話をしたら、その子から手紙をもらったと聞いた。
それも大きなご縁。
今日は広商店街の報恩講参り。
やっとつかまり立ち出来るようになった子が、おばあさんとひいおばあさんと一緒にお参り。
今年の初参式にお参りしようと思っていたのに、風邪をひいて出来なかったそう。
それが、今日も風邪をひいたので保育所を休ませ、お母さんが病院の予約を取るために預けられ、それでたまたまご縁にあったのだと。
風邪をひいてご縁にあえなかったのに、風邪をひいたからご縁にあった。
それも大きなご縁。
ようこそのお参りでした。