9月2日(金)
週末の台風進路が気になるところ。
ただいま発売中の『くれえばん』9月号に、7月に亡くなられた永六輔さんを追悼して、「永六輔さんが呉で話したこと」という特集が。
そこに専徳寺を会場に開かれた当時の写真が掲載されている。
1999年8月9日。 この時は座布団を敷き詰めて、たくさんの方がお座りに。
その時の話が岩波新書の『親と子』に収録。
改めてその時のことを思い出しながら、これだけのお参りのあるご縁、またありますように。。。
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
10月17日(金)
今日の中国新聞朝刊。
呉・東広島版に広南中学校の記事。
明日文化活動発表会が開かれ、そこで販売される「ひろみなみロマンクッキー」の紹介。
一箱500円で販売されるこのクッキーの売り上げは、先の豪雨災害の被災者支援に。
発表会に先立って、広南学園PTAには先行販売が行われるということで早速購入。
昨年は宇都宮黙霖の劇、今年は蚊が0研究プロジェクトの劇があるとか。
明日は中学生たちの心が届くといいな。
2月22日(土)
本日、出来上がったばかりの広郷土史研究会が制作した『郷土広町歴史読本』を頂戴した。
地域の歴史を学んでいる広地区の小学4年生と中学2年生に、副読本として役立てて欲しいと、広郷土史研究会が制作。
昨年暮れに、「専徳寺と石泉僧叡(石泉文庫)」と題した原稿を依頼され、対象が小学4年生ということで、4年生の長男が使っている教科書を見せてもらい、それに準じて書かせていただいた。
その他、
「住蓮寺と宇都宮黙霖・木版印刷物遺物」
「善通寺と多賀谷武兵衛(文化新開・多賀谷新開築調)」
「真光寺と大林源蔵(大新開築調)」
広の4ヶ寺の紹介と、それに関連したことがいろいろと綴られている。
明治時代、日本一の模範村と称された広村。
その当時の広村の村是。4項目あるなかの一つが、
宗教を以て人心薫化の中心と為す事
お念仏を中心に、生活が、教育があった。
今は昔。
それでも、そのことを伝えられたら。
まもなく、広地区の小学校4年生に配布されるそう。
12月28日(土)
年末にこの冬一番の寒さかなと思うほどの寒さ。
朝から法事で、小坪からの帰りに雪化粧の灰ヶ峰を眺める。
ふと、今年の夏、ここから見える灰ヶ峰の反対側で、全国ニュースにもなった痛ましい事件があったんだなぁと・・・。
大変ショッキングな事件も、時間が経つと忘れてしまっている。
ふり返ることがなかったら、ずっと忘れているかも。
寒くても、沖にはたくさんの漁船が。
そして、寒くても、いつもテトラポットでからだを丸くしているイソヒヨドリの姿。
ふり返ることがなかったら、いつもの姿に、年の暮れということさえ気づかずに過ごしているかも。
今年の漢字は「輪」だったそう。
東京五輪決定、自然災害等への支援の輪が選ばれた理由だったとニュースで聞いたが、「友だちの輪」ってやってた長寿番組がなくなるとニュースになったのも今年だったかな。
ふり返ることって大切なこと。ふり返れるってありがたいこと。
明日もまた冷え込みそう。みなさん、からだに気をつけて。
9月17日(火)
秋空。
窓からさわやかな風が入ってくるようになった。
今日から『ゆるキャラグランプリ2013』の投票がはじまった。
「ゆるキャラ」って何?
と思われる方も多いと思うが、『国宝 阿修羅展』をはじめ、仏像ブーム(?)をひろめた“みうらじゅん”氏が、日の当たらなそうな地方のキャラクターに目を付けた。
第1回目のグランプリが「くまもん」。
九州に行くと、くまもんを見ないところがないくらい“くまもん”だらけ。
ものすごい経済効果である。
そこにこのたび、ご当地広から「ひろげんき君」がエントリー。
広甘藍(ひろかんらん)と呼ばれるキャベツがイメージキャラクターに。
明治17年に当時の広村が大きな台風に襲われ、堤防が決壊し、田畑が海水で水浸しになり、荒れ果てた。
貧困の中にいた広村を救ったのは、アメリカに移住した広村出身の矢口亥之吉さん。
ロサンゼルス沿岸の塩気を含んだ土地で育つキャベツを見て、広村の役に立てるのではと、実家の父へ種を送ってきた。
そこからキャベツの生産がはじまり、海軍へ納められるようになってからは、広村は大変裕福になったのだそう。
ただ、時代の流れで、次第に広甘藍も姿を消していったが、今またその広甘藍が注目され、作られるようになってきた。
その広甘藍がイメージキャラクター“ひろげんき君”として登場。
矢口さんがキャベツを送ってきたのは、家族や故郷を思う心を持っていたからこそ。
このたびの台風で川が氾濫し、大変な被害が出ている。
矢口さんのようにはいかなくても、そこに心を寄せていると、何かのご縁で矢口さんのようなことが生まれるかも。
呉からはもうひとつ船をモチーフにした“てつぞー”がエントリー。
何と、京都からは本願寺門前町のマスコットキャラクター“おりんちゃん”が。
結果はどうあれ、こうしたことが良いご縁となりますように。