5月17日(月)
緊急事態宣言下での初の読み聞かせ。
他の学校行事は中止や延期、形を変えての開催となる中、「読み聞かせ」だけは何とか。
夜中の大雨も上がり、今日の担当は5年生。
読んだ絵本は、
『とんでいく』 (風木一人 作・岡崎立 絵)
絵本の帯には、
「前からも後ろからも読める しかけのないしかけ絵本」
と書いてあるので、この帯は外して、
「今日は不思議な絵本を読むので、よーく見ていてください」と読み始める。
前から読むと、〈タカ編〉。でも読み終わって後ろから読み進めると、〈ガンの子編〉に。
同じ絵なのに、順番が変わって文章が違うと、黒いシルエットの鳥がタカにもガンの子にも見えてきて、全然違った物語になってしまう。
私たちの見ている世界もそうなのかも。。。
同じ映像でも、順番を変え、そこにことばが加わるだけで、違った物語。
笑いの起こるような絵本ではないけど、この不思議な絵本に何かを感じてくれたら。