広南小学校読み聞かせ(50)

5月11日(月)

GWをはさんだため、久しぶりの広南小学校読み聞かせ。

台風が近づいていることもあって、小学校は結構な風。それでも、子どもたちは元気に校庭で。

 

今日読んだ本は、『きんいろのライオン』。

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元々は、『若きライオンの死』というジャータカ物語が原作。

イソップ物語やアラビアンナイトもこのジャータカ物語に影響を受けているそうだが、ジャータカ物語とは、古代インドのお釈迦さま前世の物語。

 

雄ライオンのマノージャは、年を取った両親と妹と奥さんと一緒に暮らしていた。

川の向こうの牧場には決して近づいてはならないとの父の教えを守っていたマノージャ。

ある時、ずる賢い“やまいぬ”に「王さま」と呼ばれ、「家来にしてください」と請われ、その気になったマノージャ。

 

“やまいぬ”にどんどん担がれ、とうとう牧場の馬を襲ってしまう。

馬を襲われた人間は、再び馬を襲いに来たマノージャに弓を放ち、血で真っ赤に染まったマノージャは・・・。

 

「友だち」をテーマにした作品。

親の声に耳を貸さず、“やまいぬ”にいいようにおだてられ、だまされて最期を迎えてしまう。

 

残されたのは、家族のなみだ。

 

やまいぬのようにも、マノージャのようにもならないでくれよとの親の願い。

2015年5月11日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku