4月1日(水)
少し雨のぱらつく朝。
今朝で彼岸会も御満座。
今朝の法話の中で、ハシノク王とマツリカ妃の話を聞かせていただいた。
コーサラ国のハシノク王がマツリカ妃に、「世のなかで何が一番いとおしいか」と尋ねたら、「自分が一番いとおしいです」と答えた。また、妃も王に同じことを尋ねると、「自分だ」と答えた。
そこで、その答えでいいのだろうかと、お釈迦さまに尋ねると、「その通りである。いのちあるもの、すべて自分が一番いとおしい。だから、人もまた自分と同じように自分をいとおしいと思っていることに気づかなければならない」とおっしゃられた話。
法座が終わり、本堂のカレンダーが4月になっていないことに気づいてめくると、
今遇っているご縁は、一般論、他人事でなく、私自身のこと。
遠い遠い昔から私を・・・と。
ようこそのお参りでした。