3月9日(月)
雨。
今朝は広南小学校読み聞かせ。
担当は、1、2年生合同。
今日読んだ本は、『じごくのそうべえ』。
2年生教室へ向かい、「1年生の教室へ移動してください」と。
みんなが揃ったところで、カバンの中から本を取り出して見せたところ。
「はんたい!」と。
本を逆さまに取り出したよう・・・。
それも、今日の本のご愛敬・・・。
みんな、この本はよく知っているよう。
絵本の冒頭に、桂米朝さんの
〈じごくのそうべえ〉によせて
上方落語〈地獄八景亡者戯〉―古来、東西で千に近い落語がありますが、これはそのスケールの大きさといい、奇想天外な発想といい、まずあまり類のない大型落語です。
これを絵本に・・・・・・・という企画を聞いた時、これは楽しいものになると思いましたが、えんま大王、赤鬼青鬼、脱衣婆、亡者・・・・いずれも予想に違わぬおもしろさです。
むかしは、地獄極楽のおはなしは老人が孫に説いてきかせたものでしたが、今日では、もはや断絶・・・・・・・という状態ですね。
えんまが舌をぬいたり、三途の川や針の山の知識が消滅してしまったら、落語もやりにくくなります。この絵本がその穴埋めをしてくれたら・・・・と念願している次第です。
のことば。
嘘をついたら閻魔さまに舌を抜かれる、悪いことをしたら地獄に堕ちる。
知識の消滅だけでない。
小さい頃に聞いたこうした話が、少しでも残っていれば・・・と思うような事件を聞くこともなくなるのかな・・・。
今日の絵本は、先日読み聞かせにといただいた本の中の一冊。
好きな絵本は、何度でも良いみたい。
ただ、昨日は朝から夜まで、目一杯声を使っての月曜の朝。
関西弁での読み聞かせは、たまにでよいかな・・・。