7月9日(水)
台風が近づいているのが嘘のように静かな静かな一日。
明日は聞名講も中止、呉市内の公立学校も早々と休校の知らせ。
そんななか、午後から長浜女性会の総会。
仏教婦人会とも会員がほとんど重なっているけれど、それぞれの活動を。
総会に先立って、おつとめと短い法話。
先日の婦人会法座で、御講師のお話に『でんでんむしのかなしみ』が出てきた。
新美南吉のこの作品、2年前に読み聞かせで読んだことがあるが、懐かしく思い、久々に引っぱり出して読んでみると、また新鮮な感じ。
自分の殻いっぱいに悲しみが詰まっていることに気づいたデンデンムシ。
友達にそのことを相談するうちに、みんなそれぞれに悲しみを持って生きていることを知る。
悲しみに気づくことがなければ、そんなことも知ることはなかっただろう。
また、相談することがなかったら、ただただ「自分だけが何で・・・」「他の人には分かってもらえない・・・」と、悶々と悩み苦しむだけで終わったかも。
女性会のみなさんは、家庭の中、地域の中で大切な存在。
そんなみなさんに聞いていく、伝えていくことの大切さを。