5月8日(木)
ゴールデンウィークも終わり、今夜は仏教壮年会の5月例会。
今夜の例会は白骨の御文章を。
呉東組の実践運動の重点プロジェクトのテーマは、「浄土真宗の儀礼の意義を問う」。
そんなこともあり、日頃お葬式で拝読する「白骨の御文章」を、『存覚法語』・後鳥羽上皇の『無常講式』と合わせて読んでみる。
「白骨の御文章」には見られない『無常講式』の九相の姿。
人が亡くなって、腐敗し、鳥獣に食われ、骨となり、土に帰る姿は、何とも・・・。
諸行無常とはいうものの、必ず、間違いなく存在するのは「死」。
でも、そのご縁にあうことが少なくなっている。
ゴールデンウィーク中、印象的だったのはお子さん(お孫さん)の姿。
玄関を開けると、ひとりの男の子が。
「こんにちは」といって家にあがると、後ろから聞こえてきたのが、「これがお坊さん?」。
そして、お仏壇の前に座ってお灯明をつけていると、「はじめてのお葬式だ~!」と入ってきて、家の方からちゃんとしたことを教えてもらう。
みんなみんな、そうして初めてのご縁をいただいて、そのご縁を通して人間として成長していくのかな。
でも、そのご縁がなかったら・・・。
そんなことを思いながら。