広南小学校読み聞かせ(23)

2月3日(月)

昨日に続き暖かく、白い霧に覆われた朝。

今朝は広南小学校の読み聞かせ。

担当は4年生。

 

鬼は外、福は内

ちょうど節分ということで、今日は鬼の登場する絵本を。

選んだ本は、

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5ひきの小オニがきめたこと

イギリスのサラ・ダイアー作、毛利 衛 訳。

「もうり まもる さんって知ってる?」と尋ねても、「・・・、知らない・・・」と。

宇宙飛行士の毛利 衛 さんのことは、もう小学生には知られてないのかな?

 

「なんてすばらしいけしきなんだ」

地球上の景色をいつも眺めていた5匹の小オニ。

あるとき、眺めているだけではおさまらず、みんながそれぞれに自分の好きなものをとることにした。

お月さま、太陽、空、大地、そして海。

それぞれ自分の好きなものを大事に仕舞ったけれど、そのうち大切なことに気がついて、元に戻すことに。

 

せっかくなので、毛利さんのあとがき、「自然はすべてつながっている」を読んだのだが、ちょっとこれが難しかったかな?

そのあとがきの結びの文に、

この本に登場する小オニたちは全能です。地球そのものである、大地、海、空を手に入れるばかりでなく、宇宙にある月や太陽も手に入れるほどです。ひょっとしたら人間も、この小オニになろうとしてきたのでしょうか。広大な宇宙に太陽系ができた46億年の時間と空間のつながり。さらに、地球と呼ばれる大地に海と空ができ、生命がはぐくまれた40億年の時間と空間のつながり。その中に、私たちが存在します。その小さな生命の側から逆に、太陽、海、空、月、太陽を見るから、うっとりするのでしょう。私たちはその大事さにすぐに気づく、賢い小オニとなれるでしょうか。

すべてがつながっている。

でも、賢い小オニのように、大事なことに気づかず、元に戻すことができなかったら・・・。

 

鬼は外、福は内

鬼を追い出すだけでなく、今日はオニをご縁に何に気づかせていただこう。

2014年2月3日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku