広南小学校読み聞かせ(20)

12月9日(月)

今朝は広南小学校の読み聞かせ。

担当は2年生。

男の子たちが前に椅子を持ってきてずらりと。

 

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今日、読んだ絵本は『きみにあえてよかった』

 

男の子ベンは、犬“スクランピイ”が大好きだった。

その大好きなスクランピイが亡くなってしまう。

悲しんでいるベンの姿を見て、お母さんが「あたらしい犬をかってみない?」と。

 

「いやだ!ぜったい!スクランピイとおなじ犬なんて、どこにもいないんだ」

 

あるとき、よその犬がしでかした姿に、スクランピイとのことを思い出し、大笑い。

スクランピイとあえて幸せだったんだと気づいたベンは、新しい犬を飼うことに。

でも、新しい犬“ハニー”は、これからもけっして、ぜったいスクランピイのかわりにはならないだろう・・・それでもハニーは、ベンのだいじな友達になったんだ。

 

きれいなやさしい色使いの絵本のなかに、いのちの終わり、別れ、そして悲しみ。その悲しみが時間とともに思い出に。

 

読み終わり、「犬を飼ってる人!」と尋ねたら、「ハイ!」と数名。

隣の男の子が、「おまえの家はネコだろ?」

「おばあちゃんの家に犬を飼ってる!」

 

いずれにしても、いつか訪れる別れ。

でも、「きみにあえてよかった」と思えるようになるといいね。

2013年12月9日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku