9月27日(木)
昨夜に続いて、秋季彼岸会。
朝席は、源信僧都のお話より。
人道を明かさば、略して三の相あり。 つまびらかに観察すべし。
一には不浄の相、二には苦の相、三には無常の相なり。
人には、不浄・苦・無常が。
そのありのままの姿が阿弥陀さまの眼差しで知らされるとのお味わい。
昼席では、彼岸にちなんで、お浄土の話。
天国とお浄土の違いって?
天国はどこ?と聞かれると、ふと上を仰ぐ。
お浄土(お彼岸)は?
西の彼方?
息が途絶えた瞬間、すっと受けとめてくださるのが阿弥陀さまであり、そこがお浄土とのお味わい。
夜席は、朝席の続き。
四苦八苦。
生・老・病・死・愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五蘊盛苦
死を迎える間際までずっと苦悩の中。
そんな私たちを十劫の昔からずっと待ってくださっているお方が阿弥陀さま。
便利な時代で待つことが出来なくなってしまった現代人。
「待つ」
これを知ることも大事だなと。
ようこそのお参りでした。