5月26日(日)
先週の日曜日の雨で延期となっていた小坪薬師堂の法要に昼からお参り。
毎年、降誕会に近いこの時期、自治会主催でハイキングを兼ねた法要がつとまる。
薬師堂とは言っても、薬師如来絵像の前に阿弥陀さまが置かれ、正信偈のおつとめと法話。
法要中、ホトトギスにウグイス、シジュウカラ、いろんな声が響きわたる。
夜は、当山専徳寺にて我聞会。
今日から新しく法幢寺若院が参加。
メンバーも増えて、新しくスタート。
『蓮如上人御一代記聞書』(144)と(145)。
蓮如上人の御苦労を聞かせていただく。
そして、今夜の法話は私が担当。
よく満中陰法要でお話させていただく小林一茶の話を紹介。
『おらが春』は、浄土真宗のお味わいが満載の作品であるのに、それほど知られていない。
50を過ぎて結婚した一茶。長女を迎えて初めて迎えた正月から1年を綴った『おらが春』。
目出度さも ちう位也 おらが春
で始まる「おらが春」。その次に出て来るのが、
這へ笑へ 二ツになるぞ けさからは
可愛くて仕方のない娘。その娘が病気で亡くなってしまう。その時の俳句が、
露の世は 露の世ながら さりながら
浄土真宗に熱心だった一茶。人間の一生は朝露のようにはかないいのちと、頭では分かってはいるけど、「さりながら」。
その「さりながら」と思う私だからこそ、阿弥陀さまの願いがかかっている。
ともかくも あなた任せの としの暮れ
その思いを最後の結びに、“あなた(阿弥陀さま)まかせ”と結んでいる。
そんな話をかいつまんで紹介。
例会終了後、歓迎会。
帰りが遅かったため、日付が変わってしまった・・・。
明日は、久しぶりの広南小学校の読み聞かせ。