10月15日(月)
報恩講法要2日目。
朝席が終わると、明日のお斎(とき)のための準備。
煮染めがどんどん作られる。
昼間は暖かいが、夜になると冷え込んできた。
今夜は逮夜。
200年前の550回大遠忌の時にお迎えした御絵伝を前に『御伝鈔』も拝読。
今日は、親鸞聖人の御生涯を通して、いろんなお話を聞かせていただいたが、最後に出てきたのが七仏通誡偈の話。
諸悪莫作 (もろもろの悪を作すことなく)
衆善奉行 (もろもろの善を行い)
自浄其意 (自らそのこころを浄くす)
是諸仏教 (これがもろもろの仏の教えなり)
お釈迦さまを含む過去の七仏が、共通の教えとして説かれたのがこの偈文。
悪いことはせず、良い行いをし、自分のこころを清く保つ。
それを唐の時代の白楽天が、「こんなことは3歳の子供でもわかるではないか!」というと、禅僧 道林が「3歳の子供でもわかるが、80歳の老人でもできないであろう」とたしなめられた故事を聞かせていただいた。
わかっちゃいるけど やめられない (スーダラ節)
植木等さんが真宗大谷派の住職であった父から、「親鸞聖人の教えに通じている」といわれ、歌う決心をした話を思い出した。
明日の昼席で御満座。
ようこそのお参りでした。