2月5日(月)
立春を迎えたけれど、またまた寒波到来で寒い朝。
今朝は広南小学校読み聞かせ。
担当は6年生。
この7日に小学校で津波を想定した避難訓練があるので、東日本大震災関連の絵本を。
『希望の牧場』(森 絵都 作・吉田尚令 絵)
読む前に、今度の津波の避難訓練のことに触れ、「東日本大震災のことを憶えている人」と尋ねると、パラパラと手が挙がる。
今の6年生は、当時幼稚園や保育所の年中クラス。
その頃、こんなこともあったと、伝えておきたい。。。
東日本大震災の後の原発事故により、牛飼いの生活は一変した。
被曝した牛はもう売れない。
国からは立入禁止区域に指定されたけど住み続け、殺処分に同意するよう求められたけど同意せず。
売れない牛を生かし続ける。 意味があるかな。バカみたいかな。いっぱい考えたよ。
意味があってもなくても、牛とともに今も生き続けている牛飼いのお話。
裏表紙の帯に、
闘いつづける「希望の牧場」のすがたを、「悲しみ」ではなく「強さ」をこめて絵本に残せたらと考えました。−−森 絵都
と作者の言葉。
今日は静かにゆっくりと低い声で。
こころに何か届くといいな。