4月10日(月)
先週末よりずっと雨かくもり。
今日もどんよりとしたちょっと肌寒い朝。
でも、学校の桜は満開。
今朝は今年度最初の広南小学校の読み聞かせ。
早めに行って、ボランティアの名札を新しくして入れ替え。
今年度初めての担当は、新2年生。
長谷川義史さんの『いいから いいから』シリーズの3と4、どちらにしようか迷ったので、2冊持っていって、どちらがいいか尋ねると、圧倒的に「3!」ということで、 『いいから いいから 3』(長谷川義史作)
以前も一度読んだことのあるこの本。
貧乏神がやってきて、どんどん貧乏になっていくのに、おじいちゃんはいつものように「いいから いいから」と。
とってもほのぼのとした絵本。
読み終わった後に、一生懸命感想をいってくれる。
**************
この絵本の帯に、良い話が。
友達とそのむすこさん二人とぼくと 四人でおそばを食べに行った。 食べ終わって友達がおごってくれようとした。 ぼくは「あ、ぼくがだす」 といった。すると友達が 「いや、ここはぼくがだす」 といった。 レジの前でぼくたちは、おばはんのように伝票をうばいあった。 そのとき、友達の幼稚園年長になるむすこさんが ぼくにむかっていった。 「いいから、いいから」と。 ここはうちのおとうちゃんにまかしとき、 ということを 「いいから、いいから」 といってくれた。 ぼくは一瞬にして へなへなと脱力した。 その場は笑顔に包まれた。 一言で建前も見栄を緊張もそっと なくなり仲良くなれる魔法の言葉。 「いいから、いいから」。 いやー、これもほんとうにあった ええはなしでっせ、でっせ。 長谷川義史
「いいから、いいから」のたった一言でお互いのこころが和む。
「いいから いいから」 許すこころ、受け入れるこころ、おおらかなこころ、なかなか難しいけど、持てるといいな。
今年もいろんな絵本との出会いがありますように。