6月25日(土)
本日の朝席で仏教婦人会法座が御満座に。
ようこそお参りくださいました。
このたびの御講師は、広島市 善徳寺の友國義信師。
善徳寺のホームページ
海外のいろいろな活動に関わっているそうで、お話の随所に。
そして、今朝当麻曼荼羅(たいま・まんだら)の話をされた。
私が初めて奈良の当麻寺を訪れたときに、当麻曼荼羅のことを知り、中将姫が蓮の糸で織られたという話を聞いて驚いた。
蓮の糸!?
それから数年。
その蓮の糸で織られたという輪袈裟をいただいた。
そして、今年。
本願寺の書院が紹介された『家庭画報』5月号に「聖なる蓮の糸」と紹介された。
イタリアのファッションブランド「ロロ・ピアーナ」が、ミャンマーで古くから蓮の糸を織って作った繊維を使い、「ロロ・ピアーナ ロータスフラワー」として、西洋諸国に初めて紹介したのだそう。
蓮の花は浄土の花。
『阿弥陀経』に、
池中蓮華。大如車輪。青色青光。黄色黄光。赤色赤光。白色白光。微妙香潔。舎利弗。極楽国土。成就如是。功徳荘厳。
池のなかの蓮華は、大きさ車輪のごとし。青色には青光、黄色には黄光、赤色には赤光、白色には白光ありて、微妙香潔なり。舎利弗、極楽国土には、かくのごときの功徳荘厳を成就せり。
とある。
浄土の池には大輪の蓮華が咲き、青い蓮は青い光、黄色い蓮は黄色い光、赤い蓮は赤い光、白い蓮は白い光を放って、尊い香を漂わせていると。
昨年まで、蓮の花が咲く今頃、つぼみの付いた蓮を、住蓮寺門徒のNさんが親鸞聖人像の前に供えてくださっていた。
でも、先日お亡くなりになって、今年からもう・・・・。
それも寂しいので、今年は蓮を注文。
午後、それが届き、早速親鸞聖人像の前に。
浄土の相(すがた)は、中国の色彩を強く感じる。
そんなこともあって、鉢のなかに「楊貴妃」というメダカを。
この暑いなか、凛と咲く姿を見せて欲しい。