10月23日(月)
今朝は広南小学校読み聞かせ。
担当は6年生。
読んだ絵本は、
『秋』 (かこさとし絵・文)
「かこさとしさんって知ってる人!」と尋ねても、みんな首をかしげる。
『からすのパンやさん』とか『だるまちゃんとかみなりちゃん』とかと言うと、「あ~、知ってる!」と。
2018年にお亡くなりになったかこさとしさん。
この絵本は一昨年出版。
コロナ禍でステイホーム中に、長女の鈴木万里さん(加古総合研究所)が、かこさんの作品を整理していて見つけた紙芝居を絵本化。
かこさんは秋が大好き。
でも、嫌いになった秋があった。
それは昭和19年、かこさん18歳の秋の出来事。
青い空や澄んだ秋晴れは、
戦争のためにあるんじゃないんだ。
空襲や戦争のために、青く澄んでいるなら、
こんな秋なんかないほうがいいんだ。
はやくどこかへいってしまえ!
そしてはやく 一日もはやく、
平和な春がきてほしい――
私は願いました。
切に私は思いました。
いつもの倍くらい時間のかかる絵本だけれど、ロシア・ウクライナ、そしてイスラエルのこともあり、今知ってもらいたい〈秋〉の話。
じっと聞いていてくれ、感想も。
終わったあと、石泉文庫の虫干しを手伝ってくれた6年生よりお手紙を。
みんなしっかりと学んでくれて。
帰宅して着替え、今度は広南中学校で学校関係者評価委員会に。
広南中学校、こちらも頼もしく。