9月11日(月)
今日は2学期最初の広南小学校読み聞かせ。
前回予定されていた7月の読み聞かせが大雨警報で休校となったために中止。
6月以来、3ヶ月ぶりの読み聞かせ。
担当は4年生。
読んだ絵本は、
『きつねのおきゃくさま』 (あまんきみこ 文・二俣英五郎 絵)
先日の仏教壮年会の例会でも紹介したこの絵本。
今年の6月と8月、2度もキツネの姿を境内で見かけた。
物語に出てくるキツネって、ずる賢いとか、化けて騙すとか、あまり善いイメージがないような。
そんなところから選んだ1冊。
読む前に、子どもたちに「この辺で野生動物見たことがありますか?」と尋ねたら、「タヌキ」「キツネ」と。
「キツネって、どんなイメージがありますか?」
と尋ねたら、黄色? 肉食?、、、と答えるので、「良いイメージ?悪いイメージ?」と聞くと、「・・・悪い?」と。
はらぺこのキツネがやせっぽちのヒヨコに出会った。
やせっぽちのヒヨコを見て、太らせてから食べようと、家に招いて御馳走をふるまう。
これまで「やさしい」なんて言われたことなどなかったのに、ヒヨコから「やさしいおにいちゃん」と言われてぼーっとなる。
その次にやせっぽちのアヒルが加わり、今度は「親切」と言われてぼーっと。
次にウサギが加わって、「神さまみたい」と言われて失神しそうに。
優しい、親切、神さまみたいと言われたキツネの心は変わっていき。。。
読み終わって、このキツネ、善いキツネでしょうか?悪いキツネでしょうか?
と尋ねたら、「善いキツネ??」と。
ちょっとしたことをきっかけに、いろんなことを。