1月10日(金)
今朝の席で小坪説教所の御正忌報恩講御満座。
昨日呉市にも大雪注意報が出たりしていたので、朝積雪していたらどうやって行こう。。。
そんな心配をしながら、目を覚ますと、寒いけれども全く雪の気配なし。
「おかげさまで」。ホッとしながら、朝日の差し込む小坪説教所へ。
昨日は「おかげ」の話を。
それに関連していろいろと調べていて見つけた詩を今日は紹介。
「おかげさま」 上所重助
夏が来ると「冬がいい」と言う
冬が来ると「夏がいい」と言う
太ると「痩せたい」と言い
痩せると「太りたい」と言う
忙しいと「暇になりたい」と言い
暇になると「忙しい方がいい」と言う
自分に都合のいい人は「善い人だ」と言い
自分に都合が悪くなると「悪い人だ」と言う
借りた傘も 雨が上がれば邪魔になる
金を持てば 古びた女房が邪魔になる
所帯を持てば 親さえも邪魔になる
衣食住は昔に比べりゃ天国だが
上を見て不平不満の明け暮れ
隣を見て愚痴ばかり
どうして自分を見つめないのか
静かに考えてみるがよい
一体自分とは何なのか
親のおかげ
先生のおかげ
世間様のおかげの固まりが自分ではないか
つまらぬ自我妄執を捨てて
得手勝手を慎んだら
世の中はきっと明るくなるだろう
「俺が」、「俺が」を捨てて
「おかげさまで」、「おかげさまで」と暮らしたい
詳しいことや出所は不明だそうだけれど、SNSなどインターネット上で見られる詩。
「おかげさまで」と暮らしたい。
それに気づかせていただける阿弥陀さまのお喚び声。
どうぞこの一年、「おかげさまで」と、お念仏の日々を。
お寒い中をようこそのお参りでした。
帰宅すると、庫裏の玄関前に昨年植えた蝋梅に花が。
たくさん花はついていないけれど、こんな寒い中咲いてくれた。
芳しい香りも添えて。
おかげさまでとお念仏