3月11日(月)
午後から阿賀称名寺にて呉東組聞名講3月例会。
3月はこの1年間に亡くなられたご遺族の方もお招きしてのご縁。
聞名講お揃いの衣体を着用し、『仏説阿弥陀経』。
御消息拝読、法話、そして御示談。
このたびの御示談は、
役員の用意した質問用紙、「あなたは、何故お聴聞を続けられるのですか?」より。
「至福の時」
称仏六字。
次回5月は会所変更で専徳寺にて。
ようこそのお参りでした。
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
3月11日(月)
今朝は今年度最後の広南小学校読み聞かせ。
担当は2年生。
読んだ絵本は、
『どうぶつえんにいらっしゃい』(文:本木洋子 ・絵:しろぺこり)
「今日、3月11日は何の日か知っていますか?」
2011年、東日本大震災から13年。
2年生の子どもたちはまだ生まれていない。親からは聞いているみたい。
でも、今年1月には能登半島地震があり、先日はこのあたりも震度4の地震。
東日本大震災にまつわる絵本を探していて見つけたこの絵本。
震災の時の上野動物園の様子を絵本にしたもの。
この絵本は、作者が当時上野動物園の園長だった小宮輝之さんの著書『動物園ではたらく』と出会ってから。
その本の「はじめに」の最後に、
今年の9月1日、「逃げ場所ないなら動物園に」という上野動物園のツイートが広く拡散されました。共感を示す「いいね」は午前中だけで9万5千件を超えたそうです。内閣府の調査では18歳以下の自殺率が新学期のはじまる9月1日が最も多いのです。
私もコメントを求められ、東日本大震災の翌日のことを話しました。あの日の入園者は、一人で動物たちを眺める、帰宅難民となった大人の姿ばかりでした。ぽつんと一人背広姿でたたずむ人々は、動物たちを見て、なにかホッとしているように見えたのです。
動物園に第5の役割があるならば、人の心を癒やし笑顔にすることではないかと思います。
動物園の役割には、「教育」「研究」「レクリエーション」「自然保護」の4つがあり、そして、もう一つ第5の役割が〈笑顔にすること〉と。
今年度は8冊の絵本を。
震災の翌年、長浜小学校と小坪小学校が合併して広南小学校となった年から参加した読み聞かせボランティア。
PTAボランティアとしては、次男の中学卒業でこのたび終了。
12年、213回。
住職でなかったら、このぶろぐがなかったら、ここまで続けることもなかったかも。
そう思う何もかも有難いご縁。
4月から広南学園のPTAではなくなるけれど、人数足らなかったら声かけてくださいと。
いいご縁をありがとうございました。