3月31日(日)
汗ばむほどの陽気の中、法事を次々と。
さすがに暑いので、少し薄手の五条袈裟を引っ張り出して。
昨日よりも一段と薄墨桜のつぼみが膨らんだような。
原種チューリップも満開に。
今夜は令和5年度最後の法中会。
寺西組長(川尻真光寺)が今日で退任され、明日から先日の組会で決まった平原組長(宝徳寺)のもと新体制に。
このたび副組長とならせていただいたので、微力ながら組のお役に。
組の花が開きますように。
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
3月30日(土)
今日は青空もひろがり、暖かい陽気。
新型コロナウィルス感染拡大で「ステイホーム」と言う言葉があちらこちらで聞かれた頃に植えた薄墨桜。
一昨年、初めて花が咲いたけれど、昨年は咲かず。。。
今年もつぼみらしき感じもないので、どうしたものかと思っていたら。
たくさんではないけれど、つぼみがいくつか。
一昨年長男の大学入学、そして今年は次男の高校入学。
縁起を担ぐ訳ではないけれど、「サクラサク」、良かったと。
「サクラサク」
昭和30年代から平成初期に用いられた大学の合格電報が起源だとか。
そして、集会所前に昨年植えたものの、全く花の咲かなかったキツネノカミソリ。
場所が悪かったのかなと諦めていたのに、葉っぱが。
今年こそ、こちらも花が咲くといいな。
あちらこちらに春を感じながら、明日で3月も終わり。
3月25日(月)
よく降った雨が上がり、午前中広南学園の離退任式に。
今年は発表が例年より少し早かったような。
新聞発表では3月18日が休刊日だったので19日の朝刊だったけれど、ネットでは17日に。
しかも、こちらは検索出来るので、ホントに助かる。
小さな文字の中から見つけ出すのも、それはそれで良いのかも知れないけれど。
広南小学校では、このたび5名が離退任。
広南中学校では、1名退任。
いろいろと御世話になった先生方をお見送り。
ありがとうございました。
学校の桜はまだまだつぼみ。
2月に暖かい日が続いたので、今年も3月末には満開かと思っていたけれど、今年は過去10年で最も遅い開花になるとか。
それでも帰りにツバメの姿を見かけた。
何だかゆっくりと春がやって来る。
3月20日(水)
春分の日。
彼岸の中日は、朝から雪混じりの雨が降る大荒れのお天気。
午後2時にお墓で納骨法要のご依頼を受けていたけれど、午後1時の法事を終えて帰宅する頃にも冷たい大粒の雨。
てっきり延期の連絡でもあったかと思ったら、「これからお墓に向かうので、お天気の悪い中申し訳ありませんが、お待ちしております」と連絡があったと。
雨で寒いけれど、覚悟して車で向かうと、あれよあれよと天気が回復。
墓地に着いた時には雨が上がり、青空が。
たまたまそうなっただけのことではあるけれど、こうして不思議なことがあると、
南無阿弥陀仏をとなふれば
難陀・跋難大竜等
無量の竜神尊敬し
よるひるつねにまもるなり
(現世利益和讃)
を、ふと。
くれぐれも勘違いだけはしないよう、ただただお念仏。
3月19日(火)
本日、春季彼岸会2日目。
『正像末和讃』のお味わい。
朝席では、
浄土の大菩提心は
願作仏心をすすめしむ
すなはち願作仏心を
度衆生心となづけたり
仏となりたいと思う心(願作仏心)をいただくことは、すべての人を救いたいと思う心(度衆生心)をいただくこと。
私の力ではどうしようもないけれど、どうしようもない力をいただいた。
釈迦・弥陀の慈悲よりぞ
願作仏心はえしめたる
信心の智慧にいりてこそ
仏恩報ずる身とはなれ
弥陀大悲の誓願を
ふかく信ぜんひとはみな
ねてもさめてもへだてなく
南無阿弥陀仏をとなふべし
昼席では、
弥陀・観音・大勢至
大願のふねに乗じてぞ
生死のうみにうかみつつ
有情をよばうてのせたまふ
総序の御文〈難度海を度せる大船〉よりお味わい。
ようこそのお参りでした。
翁草が咲き始め。
去年、少し離れた所に翁草の葉っぱらしきものを見つけ、胞子が飛んだのかなと思っていたら、2つつぼみが膨らんで。
他にも次々とつぼみが膨らんで。
暑さ寒さも彼岸まで
ストーブもあとわずか。
3月18日(月)
今日から春季彼岸会。
このたびより法座の日程を改めて、朝席9時から、昼席13時からとし、夜席をなくしてみて2日間4席に。
コロナ前の法座では、朝席7時30分、昼席13時、夜席19時30分としていた。
ただ、バスの本数もタクシーの数も減ってきているし、空き家もどんどん増えて夜道が暗く。。。
また、朝と夜は遠方の方はなかなかお参りできないのも実情。
そこで、法座の時間を改めてみることに。
今年の御正忌を急遽中止にしたため、その時に話す予定だった「立教開宗」の話を住職自勤で。
昼席では芥川龍之介の『くもの糸』の紙芝居を。
立教開宗のことを調べていて、立教開宗のはじまりは100年前の大正12年のことだったと。
1つには大正の親鸞ブーム。
この『蜘蛛の糸』は、大正7年に鈴木三重吉が創刊した児童向け文芸雑誌『赤い鳥』創刊号に発表されている。
また、宮沢賢治もその時代。
当時の立教開宗700年記念法要は、「時代の変化に対応して、法要の内容も形式も大きく変更された」そうだが、一方お祭り騒ぎ批判もあったとか。
いつの時代も、変えることは大変だけど、それが良いご縁となればいいな。
昼席が終わり、15時に祥月の御法事が1件。
お父さんの祥月命日と自分の誕生日が近いので、一昨年前よりお寺へお参りに来られるように。
そして、法事が終わった後はいつもスマホで御本尊を背景に写真を。
それも良いご縁。
どなたさまもようこそのお参りでした。
3月16日(土)
今日は広南小学校の卒業証書授与式。
ご案内をいただいたけれど、11時に法事が入っていたので、難しいかなぁと思いながら、先日先生にお尋ねしたら、ぜひにと。せっかくなのでお祝いに。
6年生、男子12名、女子12名がこのたび卒業。
入学した1年生の時に2018年豪雨災害、2年生の3学期の終わりからコロナ禍でいろいろと制限のある学校生活だったと校長先生の話より。
それでも最初に読み聞かせで会った時にはあんなに小さかった子どもたちが、堂々と入場してくる姿を見ると。。。
最後の校歌を聞いたあと、そっと退席。
最後退場する姿を見れなかったけれど、たくさんの来賓を久しぶりに迎えての卒業式。
卒業、おめでとう。
3月14日(木)
今日は朝から穏やかな陽気。
ようやく蓮の植え替えが出来た。
ふるいを使って気をつけながら水を捨てると、ドジョウが元気に。
そして、ヤゴが。
ウグイス、シジュウカラの声を聞きながら、昼までかかって全ての蓮の泥落とし。
午後から新しい土を入れて、カットした蓮根を植えていく。
境内は、日当たりが良いようで、日照時間は意外と短いのかなと昨年感じたので、置き場所を変更してみることに。
元気に育って、綺麗な花を咲かせてくれたらいいのだけれど。。。
鐘楼横に昨年植えたアヤメ。
アナグマやネコに何度も荒らされたので、心配していたけれど、ただいま3株芽が出て来た。
元気に育つと良いな。
明日は恐らく筋肉痛。。。
3月12日(火)
先日、ご門徒さまのお宅より、「遺骨が戻ってきたのでお墓に納めたいけれど、墓標に刻む法名が分からないので」と連絡があり、調べてみたら昭和20年11月〇日に21歳で亡くなられ、院号も付いていたので、恐らく戦死された方であろうと思いながら今日を迎える。
本日、遺骨を持ってお寺に参ってこられたので、納骨法要をおつとめ。
そのあとお話を伺うと、このたびDNA鑑定で故人が特定されたそうで、「先日新聞にも同じような話が載ってましたね」と言うと、故人も同じくシベリア抑留中に栄養失調で亡くなり、その方と同じ墓地に埋葬されていたとか。
来年が戦後80年。
直接戦争は知らないけれど、戦死された方の納骨法要を初めておつとめすると、いろんなことを思う。。。
「おかえりなさい」
そして、世のなか安穏なれ 仏法ひろまれ。