1月14日(日)
昨日中止が発表された御正忌報恩講。
中止とは言え、住職は特に何の症状も出ていないので、午後から打敷を掛け、荘厳を整えて御正忌報恩講の準備。
花手水は、お正月の菊がまだまだ綺麗に。
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御本尊前の仏華には桜。
明日ありと 思う心のあざ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは
親鸞聖人9歳、御得度の時を偲びながら。
御開山親鸞聖人の前のお供物は、富士山をイメージ。
遙々関東から京都へとお戻りになる際、きっとご覧になられたことだろう。
昨年修復された御絵伝を掛けて初めて迎える御正忌。
このたびは夜席で『御伝鈔』を灯りの演出を加えて、拝読させていただこうと準備していたけれど。。。
今宵は、誰もいない本堂で一人おつとめ。
弥陀五劫思惟の願をよくよく案ずれば、親鸞一人がためなりけり。(歎異抄)
「住職一人がためなりけり」のご縁。
誰もいない淋しさもあるけれど、私一人がこの荘厳された本堂でおつとめが出来る。
よくよく案ずれば、そんな贅沢な、有難いご縁はなかなか味わえないかも。
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世のなか安穏なれ 仏法ひろまれ