7月29日(土)
案頭春が咲いて4日目。
黄色かっためしべの先が黒っぽくなっているので、受粉が完了したみたい。
花の色も少し薄くなってきた感じで、そろそろ終わりかな。
朝からニイニイゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、そして、
親鸞聖人像の前で、クマゼミがけたたましく。
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セミの俳句で思い浮かぶのは、
閑さや 岩にしみ入る 蝉の声
松尾芭蕉が立石寺で詠んだ『奥の細道』の有名な一句。
でも、この蝉はクマゼミの声ではないだろうなぁと。
他のセミの句があるのかなぁと思って調べたら、
やがて死ぬ 景色はみえず 蝉の声
という一句が。
これはこのクマゼミにぴったりかも。
私たちはセミの寿命を知っているから、いずれ来る命の終わりを思う。
でも、セミはそんなこと知ったことではない。
いくら暑くても、今を目一杯鳴いている。
今夜は宝徳寺にて呉東組法中会。
連日熱中症警戒アラート発表。
どうぞ、気をつけて。