11月19日(土)
今日は午後から呉市中通 専徳寺の報恩講へ。
つとめあいの報恩講は今年も中止したけれど、御講師として来ていただいた。
そして、このたびは私が報恩講へ。
このたびは「称える」のお味わい。
「称」〈はかり〉を「同じ」と言う手話からの話より。
「同じ」って、ありがたいなぁっと。
ようこそのお参りでした。
それから、昨日の中国新聞朝刊に、
長浜出身のマラソンランナー。
ボストンマラソン優勝、ミュンヘンオリンピック出場の采谷義秋氏の記事。
中学1年の時、広地区ロードレースに出場した。
中学生の部は4キロ。
友人とスタートダッシュすることを決めたが、友人はスタート早々に躓いて出遅れてしまった。
一人で2キロ過ぎまで先頭をひたすら走る。
すると、後ろからヒタヒタと足音が近づいてくるので、抜かれるものか!とペースを上げる。
でも、3キロ過ぎて、横をスッと抜かれてしまった。
え???
抜いて前を走っているのは、采谷氏。
中学生の部のスタートの後、しばらくしてから成人の部のスタートだったことを後で知る。。。
抜かれてから、後ろ姿がどんどん小さくなっていったのを今でも思い出す。
おかげで、その後のゴールまでが遠く遠くに感じたことか。
「背中で見せた努力の人」
その背中が今となってはいい思い出。
お葬式にはお参りさせていただいたが、こうして公になったからこそ、こんな思い出話を。
人が亡くなると、それぞれの思い出が。
お葬式のあり方をいろいろと考えてしまうが、思い出せるご縁はとってもありがたいな。
明日は法幢寺住職継職法要。
お天気は良さそう。