6月13日(月)
今朝は広南小学校読み聞かせ。
担当は4年生。
先日、4年生は〈里山を愛する会〉と一緒にサツマイモの苗を植えた。
そんな4年生に〈里山〉をテーマにした絵本を見つけたので、今日読んだ絵本は、
『めぐる森の物語』 (いまいあやの作)
ふと目にしたウサギのあとを おいかけて
荒れ地にやってきた ぼく。
そこで見たのは――。
繊細な絵でつむぎだす、いのちの物語。
「これが百年後の森。
ぼくらのおじいさんが過ごしたような森の姿。
いつかきみの子どもの子どもが遊ぶ、
ぼくらの孫の孫が暮らす森。
木も草も、鳥も虫も、魚も動物も、
みんなのいのちが つながって、
森は大きくなるんだよ。
いのちはめぐっているんだよ」
この絵本は、元々滋賀県近江八幡にある〈ラ コリーナ〉という藤森照信氏建築の〈たねや・クラブハリエ〉のフラッグシップ店が、森を作る理念をもとに作った作品だそう。
忙しい忙しいと時間に追われ、目先のことばかりを優先してしまいがち。
百年後のことを考えて種を植える。
さすが「売り手よし、買い手よし、世間よし」、三方よしの近江商人。
少しでも、子どもたちに伝わっていたらいいな。