4月10日(日)
汗ばむ陽気。
今朝、庫裏の玄関を掃除していた母が何やら動いている小さな生きものを見つけた。
先日、玄関に入り込んで飛び回っていた蝙蝠。
どこかにぶつかったのか、飛べなくなっているけれど、かすかに動いている。
とりあえず、外の日陰に置いてあるカゴの中に入れて様子を見ることに。
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すると、動き出したけれど、まだまだ飛ぶのは無理みたいで、カゴの中で丸くなって眠っている。
アブラコウモリ、またイエコウモリとも呼ばれるコウモリで、学名はPipistrellus abramus。
九州北部でコウモリのことを「アブラムシ」と呼んでいたそうで、長崎で入手した標本をシーボルトが西洋にそのまま紹介したため、「abramus(アブラムシ)」と言う名前が付いているのだとか。
我宿に 一夜たのむぞ 蚊喰鳥 (小林一茶)
昔は蚊などを食べる益獣として見られたみたいだけど、ドラキュラなどの影響、また最近では新型コロナウィルスがコウモリ由来などと言われ、悪者に。
ただ、鳥獣保護管理法によってコウモリの捕獲や駆除は禁止されている。
以前「鳥獣保護法」(鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律)と呼ばれていたのが、平成26年(2014年)に「鳥獣保護管理法」(鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律)と変わっているそう。
保護しても、そっとしておくのがいいみたいなので、とりあえず外で様子見。
元気になればいいけど。