4月21日(木)
今日は雨。
午後から呉市文化振興課、工事関係の方々が石泉塾・文庫を視察に。
一昨年夏の大雨で石泉文庫の白壁が崩れ、昨年秋に補修工事をしていただいた。
ただ、建物全体に損傷が激しいため、これから保存修復していく方向に。
まずは建物全体が傾いてきているので、全体のゆがみを無くすため、レベル調整を行って水平に戻す。
そのあとで今後のことについて見ていきましょうと言うことに。
今日業者の方からいただいた名刺を見ると、「日本曳家協会会員」と。
「曳家」は、〈ひきや〉と読むらしい。《参考》日本曳家協会ホームページ
建物を土台ごと移動する方法は、現在の京都鉄道博物館(旧・梅小路蒸気機関車館)に移築された木造の旧JR二条駅が、ちょうど私が京都にいた頃、この曳家という技法で移動されたのを憶えている。
このたびは「曳家」ではなく、「沈下修正」と言う工事になるのかな。
また後日、詳しい調査をしてからと言うことで本日は終了。
石泉塾に残る〈石泉〉の由来となった土間の井戸。
この井戸もまだ使えるのかな。
ここ数年心配な雨の季節がそろそろやって来る。。。
何か、ここの活用方法、良いアイデアがあればなと、思いながら。