広南小学校読み聞かせ(188)

9月13日(月)

今日は久しぶりに広南小学校読み聞かせ。

担当は6年生。

久しぶりに6年生の姿を見て、みんな大きくなったなぁと。

 

読んだ絵本は、

『おおにしせんせい』 (長谷川義史)

7月、熊野の筆の里工房で開催された《長谷川義史展「ありがとう!いのちのであい」》を観に。

そこにこの『おおにしせんせい』の原画も。

一時間目のはじめ、おおにしせんせいが「きょうはいちにち図画工作」といいだした。ふでや、ふであらい、パレットの使い方も、いままでとぜんぜんちがう。そして、さっさと絵をかいて友だちと遊ぼうと思っていたぼくは、先生からの一言で心が動き出し……。
すばらしい先生との大切な出会いは、一生の宝物。著者自身の体験を基に、心を込めて描いた絵本。(講談社HP内容紹介より)

作者の長谷川義史さんが、すばらしい先生との出会いを描いた1冊。

読み終わると、

「1時間目から6時間目まで図画工作って良いなぁと思いました。」

と感想を。

また、

「先生も1時間目から6時間目まで図工にして!」

とのつぶやきも。

 

よき師、よきひととの出遇い。

よき出遇いがありますように。

2021年9月13日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

黄斑椿象

9月12日(日)

今日はどんよりとした曇り空。

桜の葉に何やら見たこともない虫。

今の時代、写真ですぐに名前が分かる。

キマダラカメムシ

という虫だった。

カメムシは、漢字では〈亀虫〉、漢名は〈椿象〉。

 

このキマダラカメムシは外来種だそうで、日本で最初に発見されたのは江戸時代の長崎出島。

鎖国中の日本に医師として出島にやってきたスウェーデンの植物学者カール・ツンベルク。

この人が新種のカメムシとして発見。

その後、150年にわたって姿が見られなかったのが、150年後の長崎で再び発見され、それが地球温暖化にともない、どんどん生息範囲を拡げているとか。

 

カメムシといっても臭いはないらしい。
また、サクラに産卵するらしく、それでここに?

 

そして、こちらは女郎花に

 

オンブバッタ

大きいのが♀、上に乗ってる小さいのが♂。

どうやらこちらもここで繁殖?

 

春に植えたフジバカマ4種類の内、2種類はオンブバッタに葉を全部食べられて、茎だけが残った状態。。。

それでも残りのフジバカマの先に小さな蕾らしきものが見えてきた。

旅する蝶〈アサギマダラ〉、飛んで来ればいいな。

2021年9月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : sentoku

閻魔蟋蟀

9月10日(金)

朝、「廊下に虫が!」

との声を聞いて、廊下に出てみると、

すぐにコオロギとは分かったけれど、何コオロギ?
と、とりあえず写真に撮って、そっと手のひらに入れて庭に離す。

調べてみたら、エンマコオロギ?

エンマコオロギ

漢字で書くと、〈閻魔蟋蟀えんまこおろぎ〉。

何と、学名も〈Teleogryllus emma〉、英名も〈emma field cricket〉、「閻魔」が付くそう。

こんな小さな虫がなぜ閻魔?と思ったら、

眉のように見える帯が、閻魔大王の忿怒の顔を思い浮かべるから、そう名づけられたとか。

 

閻魔

お聖教の中で「閻魔」はあまり聞いたことないなぁと思って調べてみたら、源信僧都の『往生要集』には出てくるけれど、七高僧の他の六祖には見られない。

親鸞聖人は、息子善鸞義絶のことを性信坊へ知らせたお手紙の中に、

もしこのこと、慈信(善鸞)に申しながら そらごとをも申しかくして、人にもしらせずしてをしへたること候はゞ、三宝を本として三界の諸天善神・四海の竜神八部・閻魔王界の神祇冥道の罰を、親鸞が身にことごとくかぶり候ふべし。
自今じこん以後は、慈信におきては、子の儀おもひきりて候ふなり。(『親鸞聖人御消息』註釈版聖典753~754頁)

と、一箇所だけ〈閻魔〉の言葉を使用。

 

広島県では、9月12日までの緊急事態宣言が、9月30日まで延長決定。

それを受けて、9月27日から予定していた石泉文庫虫干し法座は中止

ただし、虫干しだけはしておきたいので、10月末に虫干し作業だけ行うことでただいま調整中。

 

秋季彼岸会は、当初の予定どおり9月23日(木)朝9時よりおつとめだけして、法話はなく、法話の代わりに『念佛日和』特別号を配布予定。

昨年のお彼岸は1週間、和傘を使ってライトアップをしたけれど、今年はなし。

先日お参り先で、昨年のライトアップを見に来てくださった方が、「虫の声がすごかった」との感想を。

 

こちらは毎晩聞いてるので、それほどにも思わなかったけれど、秋の虫の声、大合唱。

360度サラウンド。

360度閻魔さま。。。

 

 

正信偈 2

9月8日(水)

昨日、1冊の絵本を贈っていただいた。

先月、出版されると知って、すぐにAmazonで予約。

お届けは9月末。

ただ、出版元では販売が始まってると後から知ったけど、しばらく楽しみに待とうと思っていた矢先のこと。

『絵ものがたり 正信偈 2』。

 

前作『絵ものがたり 正信偈』。

 

この絵本を読んだことをご縁に浅野執持師に御講師として来ていただき、そこでこの続編の話をお聞きして、ずっと楽しみにしていた。

それがこのたび。

 

前作と違い、今作はALL僧侶の作品。

絵を3名の浄土真宗本願寺派の僧侶が描く。

切り絵、水彩画、消しゴムハンコ。

それぞれ素敵な絵に、正信偈の御文をやさしく。

 

今作は、七高僧のうち、龍樹菩薩・天親菩薩・曇鸞大師についての絵本。

と言うことは、また続編もあるのかなと期待しながら。

 

 

 

 

秋明菊

9月7日(火)

春に女郎花おみなえしの側に鉢植えから地植えした秋明菊しゅうめいぎくが咲き始めた。

切り戻しした桔梗がまた少し咲き出したけど、ずっと咲いていた女郎花は少し色がくすんできた。

そこへ白い秋明菊。

菊と名前は付いていても、菊の仲間ではなく、キンポウゲ科、アネモネの仲間。

中国原産の植物で、古い時代に持ち込まれた帰化植物だそう。

 

中国では「秋冥菊しゅうめいぎく」。

日本の「明」とは反対の「冥」。

日本では、「冥途(冥土)」と結びつき、良い意味ではないからと、「秋明菊」と名づけられたそうだけど、「冥」には、〈暗い〉という意味の他に〈奥深い〉という意味があるそう。

本来は、秋に咲く奥深く幻想的な菊、そんな意味だったのかなぁ。

 

〈冥途〉とは、地獄・餓鬼・畜生の三悪道の世界。

設我得仏 国有地獄餓鬼畜生者 不取正覚

阿弥陀さまの四十八の願いの一番最初に出てくるのが、お浄土に地獄・餓鬼・畜生の三悪道のない世界を。

設我得仏 国中人天 寿終之後 復更三悪道者 不取正覚

そして、その次に、お浄土に生まれたものは、その後三悪道に生まれることはないことを誓われた。

 

〈冥〉でなく、〈明〉の世界に。

お彼岸が近づいてきた頃に咲く花に、そんな勝手な思いを。

 

このコロナがなければ、例年9月8日に仏教壮年会・仏教婦人会共催で、『ビデオと講演の夕べ』を開いていたけれど、今年も昨年に続いて中止。

そこで、このたびは『お彼岸 秋』(本願寺出版社)をお届けするよう、袋詰めが完了したので、近々会員の皆さまのお手元に。

 

雑草

9月6日(月)

夏休みも終わり、東京オリンピック、パラリンピックも閉幕。

コロナ禍でのオリンピック、パラリンピック開催には、賛否両論あったけれど、連日アスリートのみなさんの姿にただただ感動。

 

今年の夏は、梅雨、お盆の停滞前線、先日の秋雨前線と、続けてよく雨が降ったので、境内には雑草が。

子供が夏休みの科学研究で、その雑草のことを調べたので、夏の間は草をあまり抜かずそのままに。

その「雑草」のことを調べていて、昭和天皇の言葉に出会う。

侍従長を務めた入江相政氏の『宮中侍従物語』に、1965年9月、昭和天皇が那須で静養中に侍従らが皇居・吹上御所周辺の草を雑草として刈ったと聞き、「雑草ということはない」と発言。「どんな植物でも皆名前があって、それぞれ自分の好きな場所で生を営んでいる。人間の一方的な考え方で、これを雑草と決めつけてしまうのはいけない。注意するように」と話した。

「雑草」という名前の植物はない。

当たり前のことかも知れないけれど、ハッと。

 

今年はタカサゴユリだけでなく、テッポウユリ(シンテッポウユリ?)もたくさん咲いた。

どうしてこんなところに?

と思うような場所や、背の高さが2メートルになるものまで。

 

これらのユリは人が持ち込んだ外来種が、野生化したもの。

ただ、これらのユリには連作障害というのがあり、何年か同じ場所で咲くと、その場所では育たなくなるそう。

そういえば、数年前までたくさん生えていた場所で、最近見なくなったなぁと。。。

その他、目立つ草は外来種のものが多い。

 

SDGsの15番目、「陸の豊かさも守ろう」に、

15-8  2020年までに、移動先に定着する外来種の侵入を防ぐとともに、外来種が陸や海の生態系に与える影響を大きく減らすための対策をはじめる。特に優先度の高い外来種は駆除する。

「雑草」ではなく、その植物の名前や特徴を知って、駆除することも必要なんだと。

科学研究も終わったので、雨上がりの先週末から少しずつ除草作業。

しばらく、小さなことから。

2021年9月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : sentoku

石泉文庫 白壁修理

8月25日(水)

ようやく青空。

昨年の雨で剥落した石泉文庫の白壁の補修工事がいよいよ。

広島県の史跡に指定されているため、勝手につつくことができないので、昨年は呉市文化振興課に相談して許可を得て、とりあえず応急処置のみ。

その後、市と県に申請し、認可が下りたため、このたびの補修工事。

県が補修工事の費用を2分の1負担。呉市が4分の1。そして、地元で4分の1を負担する。

 
ただいま、そのための足場を設置。

道の障げにならないよう、足場は隣接の墓地側に。

先週末に石泉文庫を見に行った時には、昨年補修した際のつっかい棒に草が生い茂ってた。

無事に終わりますように。

仏教壮年会 臨時役員会

8月23日(月)

まだまだ暑い日は続くけど、何となく夕空は秋のよう。

先日の停滞前線がなくなって、早くも秋に?と。

夜はスズムシやコオロギの声が涼しげに鳴いている。

 

今夜は仏教壮年会の臨時役員会。

例年9月に仏教壮年会と仏教婦人会共催行事を開催していたけれど、コロナ感染拡大によるまん延防止重点措置が呉市にも9月12日まで。
昨年に引き続き今年も中止となるので、今後のことについて臨時役員会を開催。

長浜のこと、お寺のこと、皆さんの熱い篤い思いをいろいろと聞かせていただく。

 

今年も9月27日(月)から29日(水)まで石泉文庫の虫干しを行う予定。

昨年は虫干し作業だけ何とか出来たけど、今年は朝席だけの法座も予定。

そのための準備も。

 

今年も広南小学校6年生に運ぶ作業をお手伝いしていただくことに。

いろんな思いを、小学生に感じてもらえたら。

 

2021年8月23日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

蜂の巣

8月21日(土)

まだまだ雨の心配は残るものの、しばらく続いた大雨は一段落した感じ。

大雨の前にいなくなったのか、いつの間にかツバメの姿がなくなった。

 

一昨日、小須磨墓苑にお墓参りされた方から、「墓にハチが巣を作っているので怖い」とのお電話をいただいた。

こればかりは、実際に見てみないと対処のしようもないので、昨日の午前中に点検。

以前、台風被害で崩れたままになっているお墓。

そのお墓の中をそおっと覗いてみたら、何と!キイロスズメバチの大きな巣。

近づくと威嚇してくるので、こればかりは、素人には難しいかな。。。

 

そして、その側の空き区画が、

イノシシが掘り返した模様。。。

帰って総代長さんに相談したところ、総代さん方で早速蜂の駆除、掘り返された土を戻してくださったとのこと。

お世話になりました。

 

こちらは、蓮(はす)の名の由来となった、蜂の巣のようなハスの実。
蜂の巣に見えるところから、「はちのす」から「はちす」。そして、「はす」と呼ぶようになったとか。

今年一番最初に咲いた大名蓮の実の不思議な姿。

 

小須磨墓苑を見た後、長浜の墓地も点検に。

こちらは見たところ、異状はなく、ホッと。

そのあと、午後から呉東組事務局会議。

そして、続いて広島へお通夜に。

初めての葬儀会館で、しかも渋滞の多いところなので、早め早めの行動で、早めの到着。

最近できた葬儀会館は、家族葬メインとなっているので、マイクを用いないところが多いような気がする。

昨日も打ち合わせの時、「マイクはありますか?」と聞くと、「えっ?」と驚いた表情で、「ありません」と。

以前は、いくら広い会場でもマイクが邪魔になることもあったけれど、今のご時世、マスク着用だと、大きな声を出せばよいではなく、マイクはあった方がいいかなぁと思うので、いつも持参しているコミューンを。

つい先日まで、時折ガサガサっと、ノイズが入ることがあった。

接触が悪いのかな?と、何とかこれまでやってきたけど、診てもらったら断線していたとのこと。。。

交換していただいたので、それからは安心しておつとめ。

 

今日は黒瀬での法事に引き続いて、広島へ直行してのお葬式。

初めての道を走りながら、大雨でなくて良かったと。

 

おかげさまで。

ホント、つくづくおかげさまでの一日一日。

2021年8月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : sentoku