10月5日(火)
白岳地区の通り報恩講最終日。
長浜の通り報恩講では、世話係の方がそれぞれ日程調整してお参りされるお宅をこちらにご連絡してくださるのだが、それ以外の地区は昔から世話係の方に日程をこちらで決めてお知らせし、担当されているご門徒の皆さんにその日をお伝えいただくようにしている。
その後、個々に「〇〇があるので何時にお願いします」とか、
「今年はお休みさせてください」とか、
「日にちを変えてもらっても良いですか?」とか、
それぞれに連絡いただくのだが、毎年ご案内しても何のご連絡のないお宅もあったりする。
その場合は、いつも留守であっても、とりあえずお宅まで伺うことにしている。
今日お参りした地区も、これまでずっと案内を出しながらも一度もお参りしたことのないお宅が2件あった。
今年も留守かなと思って訪ねると、何と!!2件ともお出迎え。
「去年までは働きに出ていたから、初めてしてもらうんじゃないかなぁ」と言いながら、ちゃんと正信偈を一緒についてお参りしてくださる。
それぞれいろんな事情があるので、家が無くなって所在不明にでもならない限りは、それでも良いのかなと。
また、他所の地区は寺報『念佛日和』を世話係の方に報恩講の案内をしていただきながら配っていただくのだけれど、白岳地区はいつもまわる直前に『念佛日和』が出来上がるので、お参り先には一件一件手渡しで。
すると、時折「楽しみにしてます」とか「隅から隅まで2,3回は読んでます」と感想を言われたりして、「あ、ありがとうございます」と返事をしながら、ずっと続けてよかったなと。
今日はこのあたり、稲刈りを。
実るほど 頭を垂れる 稲穂かな
先週末、垂れ下がっていた稲穂が今日は刈られて。
こちらはどうかと言うと、
参るほど 頭を垂れる 稲穂かな
まだまだ暑い日が続くので、マスク着用で汗をかきながらお参りする姿に、行く先々で気を遣ってくださって、ペットボトル・ドリンク剤を次々といただく。
すると、カバンがどんどん重たくなって、バイクに乗る度、頭が自然と垂れてくる。。。
でも、その重みが頭を垂れさせてくださっているご縁に。
何ごともお念仏の〈ご縁〉かな。