4月15日(木)
今年は早々と桜の季節が終わり、今境内では親鸞聖人像そばの花水木が満開。
昨年の夏、毎日水をまき、声をかけてたせいもあってか、昨年よりも花が多いような。
昔から花を見ることはそれなりに好きではあったけれど、育てることはさほど感心もなかった。
けれど、昨年のコロナでのステイホームで、園芸素人が思いつきで花の世話をするように。
成長している姿や、きれいに咲く姿を見ると何とも言えない。
昨年植えた薄墨桜、そしてそのまわりの雪柳も、花の時期が終わって、葉っぱが青々と。
新緑の美しさはそれはそれできれいなのだけど、花の季節が終わると何だか寂しいような。
そこで、日当たりのよいところでも丈夫そうな花を探し、昨日注文したら、早くも今朝お届け。
山吹色のやまぶき(八重)。
この場所は風の通りがいいので、雪柳と同じように、風に吹かれてゆらゆらと。
そして、これから夏に向けて、
ききょう(桔梗)の紫と白。
それらを植えるために近くのホームセンターに土を買いに行った時、見つけた
おだまき。
キンポウゲ科の花で、漢字では「苧環」と書くそう。
麻糸を空洞の玉のように巻いたものを「苧環」と言うそうで、そこに由来するとか。
そして、
おきなぐさ(翁草)。
こちらもキンポウゲ科で、白く長い綿毛のある果実の集まった姿を老人の頭にたとえて翁草と言うそう。
四季を通じて、いろんな花が境内に咲いたらいいな。
念ずれば花ひらく
念ずれば
花ひらく苦しいとき
母がいつも口にしていた
このことばを
わたしもいつのころからか
となえるようになった
そうしてそのたび
わたしの花がふしぎと
ひとつひとつ
ひらいていった
(坂村真民)