ステイホーム 黒板編(3)

5月22日(金)

黒板の下地塗りを計4回塗って、仕上げを3回。

衣とかの染めの回数を重ねるほど濃くなると聞いたことがある。
そんなこともあり、こんな時は時間を惜しまず、手間暇かけて。

手間暇かければ当然愛着も。

現在学校で使われているような緑色ではなく、黒。

その方がシックリ。

ようやく完成。
あとはしばらく乾かすのみ。

いつ頃からあったのかなぁと、手持ちの写真を調べたら、

蠅供養

昭和28年、仏教婦人会が中心となって取り組んだ長浜衛生協力会。
蝿や蚊のいない町づくりを地域一丸となって行い、生活改善模範町村として厚生大臣や毎日新聞社、広島県知事、呉市長より表彰され、その式典が昭和29年専徳寺にて。

その時の写真にこの黒板が。

蝿や蚊にも命。
式典に先立って、蠅供養。

花輪が飾られ、おつとめをし、弔事まで。

何はともあれ、戦後まもない頃にはすでにあった黒板。
本堂で行われたいろんなことを見てきた黒板。
これからも大切に。