2月14日(金)
暖かい日が続いているけど、週明けには寒さが戻るとか。
今日は午後から安登浄念寺にて、呉東組勤式研修会と同朋研修会。
毎年開かれるこの研修会。
前半は勤式推進委員による研修会。
後半は同朋研修会。
本日は、組内16ヶ寺より22名の参加。
勤式研修会は、お経の読み方の変更箇所等について。
【讃仏偈】
諸仏法海(しょぶつほっかい) ⇒(しょぶつほうかい)
斉聖法王(さいしょうほうおう)⇒(ざいしょうほうおう)
【重誓偈】
天光隠不現(てんこうおんぷげん) ⇒(てんこうおんふげん)
常於大衆中(じょうおだいしゅちゅー)⇒(じょうおだいしゅぢゅー)
など。
経本によって、ふりがなが違っているらしい。
また、我流になってしまうので、注意するところを聞いて、気をつけなければと改めて。
同朋研修会では、教区より出向者を迎えて、このたびは「み教えと差別の現実」と題し、『観経』の「是旃陀羅」の問題について。
研修会に向けて、このたびの参考資料『み教えと差別の現実』を読んだけれど、ちょっと分からないところもあり、インターネット上の情報を求めたりしているうちに、『宗教と部落差別―旃陀羅の考察―』という本に行き当たる。
その著者が「仲尾俊博」。
仲尾俊博和上は、平成5年、指導教授の浅野教信先生が初めて安居で副講『西方要決』をされ、そのご縁で安居に初めて聴講させていただいた時の本講和上(『玄義分』)。(ちなみにその年の宗乗副講が霊山勝海司教『西方指南鈔』、典議が山田行雄司教)。
仲尾和上のことは存じ上げないのだけれど、この問題について本願寺派勧学の和上の書かれた本と言うことと、その当時のことを懐かしく思い、古本ではあったけれど読ませていただいて、今日の研修会に。
「さるべき業縁のもよほさば、いかなるふるまひもすべし」(歎異抄)
久しぶりに、こうした本を読ませていただくご縁。
ほんとにご縁がなければなかなか。