1月23日(木)
1月26日は第66回文化財防火デー。
昭和24年1月26日、法隆寺金堂壁画が火災により焼失したことから、この日を「文化財防火デー」と定め、この日を中心に文化財を火災・震災等の災害から守るため、全国的に文化財防火運動を展開している。
呉市では、今日の石泉文庫(県史跡)を皮切りに
1月24日 旧呉鎮守府司令長官官舎(入船山記念館)
1月25日 多賀雄神社(苗代)
1月26日 桂濱神社(倉橋)
1月26日 御手洗重要伝統的建造物保存地区
1月26日 向日原神社(押込)
と、続く。
昨日の午後から雨が降りだし、週間天気予報では1週間傘マーク。
雨天中止としていたので、今年は無理かなと思っていたけど、雲行きがどんどん変わった。
今朝雨は止んで、曇り空。
予定どおり、防火訓練を開催。
今年も広南小学校3年生が参加。
午後1時30分、地域の方が石泉文庫に集まり、40分より消防署の方より説明を。
1時50分に小学生が到着。
2時、白煙が出て、地域の方が火災を発見。
消防署への通報と、到着までの初期消火。
消防車が長浜へ到着し、ホースを延長して石泉文庫へ到着。
そして、消火活動。鎮火。
細い道、延長ホースをまたぎながら専徳寺境内に移動して、
警察署長より講話。
そして、このたびは南海トラフ地震を想定し、2つのことを聞かせていただく。
1つは、これまでの震災等で何による火災が多いかという話。
何と、停電が解除された後の通電火災が一番多いのだそう。火の元だけでなく、避難等をする場合は、ブレーカーを落とすなどの対策を。
もう一つは、津波の話。
呉に津波がやってくるのは、想定では少し立ってから。
情報をもとに、高いところへ避難を。
話のあとは、水消火器を使っての訓練を体験。
「火事だ!」とまわりに知らせ、水消火器を持って近くへ行き、ピンを抜いてホースを持ち、レバーを押す。
本来なら、小学生は消火器に触らず、まわりに知らせて離れること。
でも、初めて消火器を体験して、いろんなことを学んだかな。
最後に、天ぷら火災の実験。
炎の上がる天ぷら鍋に、ひしゃくでちょっとの水を入れただけで、炎が高く。
テレビや本では学べないことを体感。
みんなで守っている石泉文庫。
家に帰って話題にしてもらったらいいな。
ようこそのご参加でした。