8月21日(水)
昨夜はコオロギ、朝はセミの声。
昨日から珍しくミンミンゼミの声が螺山から聞こえてくる。
今日の朝席で盂蘭盆会、御満座。
今朝は「称名」のお話を。
称は御なをとなふるとなり、また称ははかりといふこころなり。(一念多念証文)
親鸞聖人は、「称」に〈となえる〉と〈はかり〉の2つの意味を示してくださった。
〈はかり〉
大きな声で称えようが、小さな声で称えようが、たくさん称えようが、阿弥陀さまの願いがそのまんま。
そして、法然聖人は、〈勝〉と〈易〉の二徳で。
その「称名」を大切にされたのが石泉僧叡和上。
朝席終了後、先月虫干し法座の時に雨でお返しできなかった石泉文庫の蔵書を御同行の皆さんと一緒に返す。
虫干し法座の時は小学生6年生が手伝ってくれたけど、今日は少人数なのでどうなるかとちょっと心配だったけど、何とか5往復ほど汗をかきかきゆっくりと。
すべてを運び終わったら、総代の方々を中心に、1階から文庫2階の書庫へとバケツリレーのように上げてゆく。
1時間ほどですべて完了。
心配された雨も上がり、今年も無事お返しすることが出来た。
皆さんの姿に昨夜の席の常行大悲の姿を。
〈なもあみだぶつ〉が輝いて。
ようこそのお参りでした。