6月10日(月)
今日は少しくもり空。
今朝は広南小学校の読み聞かせ。
今年から読み聞かせボランティアの負担を減らすため、月2回となったので、何だか久しぶり。
担当は5年生。
今月はいじめ撲滅キャンペーン月間のため、〈いじめ〉をテーマにした絵本を読んでくださいと学校から要請があり、
読んだ絵本は、『泥かぶら』 (眞山美保 原作・くすのきしげのり 文・伊藤秀男 絵)
ちょっと読むには気合いのいる長ーい絵本。
先週決めて何度か読んで今日を迎えたけど、週末に声を嗄らしてしまって。。。
この本は、元々新制作座によって、1952年から15,000回以上も公演されてきた演劇作品をくすのきしげのりさんが絵本化。
両親を失ったひとりぼっちの女の子。
みんなから、みにくい、きたない「泥かぶら」と呼ばれて馬鹿にされ、そのたびに乱暴をはたらいていた。
ある時、旅の老人が、美しくなる方法を教えてくれた。
美しくなるためには、
「自分の顔を はずかしいと思わないこと」
「どんなときも にっこりわらうこと」
「人の身になって 思うこと」
辛いけれど、その3つを守り続けた泥かぶら。
いつも人にやさしく、にっこりと顔を上げていると、まわりの人の心も変わっていった。
最後、人買い“じろべえ”の手紙に添えられた、
ほとけさまのようにうつくしいこへ
仏さまの微笑みは、苦しい時も悲しい時も、私を思うて。
人はみな 心についた泥を おとすことができれば、
まっ白な うつくしいまごころが、
おもてにも あきらかになるのでございます。
・・・そう、心についた泥を おとすことさえできれば。
読み終わって、
「かぶらの色は何色ですか?」
「・・・」
次男一人手を挙げて「白です!」と。
「うんとこしょ。どっこいしょの『おおきなかぶ』のかぶらです」
みんな真っ白なこころ。