6月4日(火)
昨日に引き続いて永代経法要。
朝席では、「帰る場所がある」
「ただいま」 待っている我が家へ。
「おじゃまします」 他人のお宅へ。
親がいるところへ「ただいま」と帰っていくという梯和上のお味わいより。
昼席では、一休さんと蓮如上人
極楽は 十万億土と 説くならば
足腰立たぬ 婆は 行けまじ (一休禅師)
自らの力では到底往くこともできないお浄土。
極楽は 十万億土と 説くなれど
近道すれば 南無 のひと声 (蓮如上人)
でも、こちらからではなく、如来さまの願いですぐそこに。
夜席では、蓮如上人の「タノム」
浄土真宗の弥陀をたのむは、頼む(たのむ)でなく、憑む(たのむ)。
頭に「依」という字を付けると、〈依頼〉と〈依憑〉。
〈依頼〉はおねがい。〈依憑〉はよりかかる。
ちなみに、〈憑依〉はのりうつる。
阿弥陀さまの願いが私のところに。
ようこそのお参りでした。
昼席の間、雨が少し降り、何だか蒸し暑い。
週末は雨予報だそう。
どうぞ、お気をつけて。