12月17日(月)
昨日の雨が上がり、青空が広がる。
でも、青空の下、パラパラと雨の降る冷たい朝。
今朝は広南小学校、今年最後の読み聞かせ。
担当は4年生。
今年最後に何を読もうかと、何冊か候補を読んでみて、ちょっと長いけど、これしかない!と選んだのが、
『みずとはなんじゃ?』 (かこさとし 作・鈴木まもる 絵)
作者のかこさとしさんは、今年5月2日に92歳でお亡くなりになった。
その1ヶ月後、NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』で、「最後の記録 絵本作家かこさとし」を放送。
てっきり追悼番組だと思って観たら、いきなり冒頭に、
これは“追悼番組ではありません。
最後まで絵本作家として生き抜いた
一人のプロフェッショナルの記録です。
と。
放送は、今年の3月11日から1ヶ月の密着取材の様子。
命を終えるギリギリまで「ただ、こどもたちのために」、その思いで絵本作り。
その放送の中で、最後に絵を鈴木まもるさんに委ね、制作していた絵本が『みずとはなんじゃ?』。
小さなこどもにも分かるよう、やさしいことばで。
そして、最後に、
ちきゅうの いきものの ひとりとして、
うみや かわを よごさないようにしましょう。
みずの もっている すぐれた せいしつを しった わたしたちは、
せっかくの みずの ちからを まもり、いきもの みんなが
いきてゆけるよう つとめましょう。
と。
今年は、豪雨災害のあとの断水で、「水」の大切さを改めて知った。
地球を大切にできていないツケがまわってきたようなこのたびの災害。
先日、あのきれいな沖縄の辺野古の海にもとうとう。
自分たちのため、自国のため、〇〇ファースト、、、、
「いきもの みんなが いきてゆけるよう つとめましょう」
かこさんのメッセージが、少しでも伝わるといいなと思いながら。