9月20日(木)
雨。
石泉文庫虫干し、2日目は雨。
今日は外での作業はないので、予定どおり雨でも本堂で虫干し作業は行う。
8時から前日干した本を片付け、9時に到着の広南小学校6年生を待つ。
待ちながら、本の照合。
雨がだんだんひどくなる。
どうも、子どもたちが来る時間に雨が一番ひどかったみたいで、気の毒なことに靴下までビショビショ。
裸足になって、9時から子どもたちが地域の方と共同で干していく。
ロープでは干しきれず、残りはテーブルに。
干し終わって、小学生向けに石泉文庫のお話を。
石泉文庫の由来、僧叡和上、黙霖さんの話をかいつまんで。
そして、今日は
石泉文庫側の石井様より、子どもたちへとお預かりした栞をプレゼント。
わざわざ、藍染め、柿渋染め、そして銀杏の栞を作ってくださった。
石泉文庫の蔵書は、ただ虫干しするだけでなく、本自体に防虫対策がされてるという話をする。
黄檗一切経には藍染めの函。
黙霖さん自筆の本には、柿渋染めの表紙が。
そして、干していると、中から茶色くなったイチョウの葉がひらひらと。
たくさんの方の手によって、受け継がれてきている石泉文庫。
子どもたちが宇都宮黙霖のように、本と出会い、本を好きになる、そんなご縁となれば。
雨のなか、ありがとうございました。
風邪をひきませぬよう。