6月4日(月)
今日も青空。
今朝は広南小学校読み聞かせ。
担当は1年生。
初めての1年生教室なので、まずは自己紹介。
そして、今日読んだ絵本は、
『たった さんびきだけの いけ』 (宇治勲 絵と文)
今月は学校のいじめ撲滅強化月間ということで、いじめをテーマに読み聞かせをして欲しいと。
1年生には、ストレートないじめの話よりも、こういう話が良いかな。
森の中の小さな池に、1匹のカメと1匹の魚と1匹のおたまじゃくしが住んでいた。
小さな池にある小さな島に、カメは登ってひなたぼっこ。
島に上がれない魚とおたまじゃくしはそれがうらやましく、あるとき魚がカメに、
「カメさん おひさまにあたるって どんなかんじなの?」と尋ねた。
すると、おたまじゃくしが、
「さかなさん やめときな!そんなことをきいたって なんのとくにもなりゃしない。 ぼくたちは みずのなかだけでしか いきられないのだから カメさんなんか ほっときな」
と、カメを仲間はずれにするようになった。
しばらくして、おたまじゃくしから足が生え、手が生えてカエルになった。
カメと同じように島に登れるようになったカエルは、
「さかなさんって かわいそう!みずから いっしょう でられないなんて きみは ほんとうに あわれな いきものだね!」
と、今度は魚を仲間はずれに。
その夏、雨が一滴も降らず、水がだんだんと干上がってきた。
カエルとカメは隣の湖へ移ろうと思ったが、このままだと魚は死んでしまう。
カエルは自分の身勝手さに気がついて。。。
1年生、みんな静かに聞き入って。