4月23日(月)
青空の広がる穏やかな朝。
今朝は広南小学校読み聞かせ。
担当は3年生。
教室に入ると、朝から校庭で元気いっぱい遊んで、「あつい~」と半袖姿の子たちがチラホラ。
今日、読んだ絵本は、
『のどぼとけさん』 (尾崎美紀 作・ささきみお 絵)
「のどぼとけさん、知ってる人!」と尋ねると、 「知らな~い。」
「のどちんこなら知ってるよ」と。。。
そんな子どもたちに「のどぼとけ」の楽しい話を。
昼寝しているおじいちゃんの喉の奥に、何かが見えた!
あれ?だれかがいる!? ちっちゃな おじぞうさんみたいな、 おぼうさんみたいな・・・・・・。
それがのどぼとけさん。
ばあちゃんが いうには、のどぼとけさんというのは、ひとのやくにたつことを たくさん すると、でてくるらしい。
そののどぼとけさんとしんたろうのほのぼのとした物語。
「のどぼとけ」 喉頭隆起というらしいが、火葬したあと、拾骨の時、「これが喉仏」と見せてくれるのは、第二頸椎と呼ばれる違ったもの。
第二頸椎は、座禅をしている仏さまのように見えるところからそう呼ばれるのだと。
この絵本に出て来るように、徳を積むと仏さまがと、昔の人は考えたようだ。
ちなみに、西洋では「のどぼとけ」のことを、「Adam’s apple(アダムのリンゴ)」と。
アダムとイブのあのアダム。
禁断の果実を喉に詰まらせた名残だそう。
「のどぼとけ」と「アダムのリンゴ」
何だか、昔ラジオで流れていた日本人と西洋人の労働観の違いの話をふと思い出しながら。