御正忌報恩講 2日目

1月15日(月)

今日も引き続いて御正忌報恩講。

朝席は、「智慧の光明はかりなし」
昼席では、「解脱の光輪きわもなし」
そして、夜席は「光雲無碍如虚空」、

中休みにおぜんざいの接待、

そして『御伝鈔』拝読とそのあと「清浄光明ならびなし」のお味わいと、一年で一番長~い夜の法座。

光触かぶるものはみな ひかりをみにふるゝといふこゝろなり

阿弥陀さまの光に触れるものは、身も心も和らぐ。

セトモノと
セトモノと
ぶつかりっこすると
すぐこわれちゃう
どっちか
やわらかければ
だいじょうぶ
やわらかいこころを
もちましょう
そういうわたしは
いつもセトモノ
みつを

和らぐといいんだけど、ついつい「セトモノ」の私に気づかされ、あさまし、あさまし。

今夜は親鸞聖人のご命日の前夜、おたんや(大逮夜)。

いろいろ探っていると、何と!「おたんやカレイ」というカレイ(鰈)がいるらしい。

ただ、「おたんやカレイ」という名前のカレイがいるのではなく、このおたんやの時期に釣れるカレイは、産卵後で身が薄く、猫もまたぐほど美味しくないのだそう。

安芸門徒の多いこの地方は、以前はどこの家庭も御正忌には精進料理をいただくため、「おたんやの市止まり」といって、魚市場はお休みだったが、需要と供給、今はそれも。。。

〈ちなみに、広島魚市場 吉文のブログによると、阪神淡路大震災の年まで1月13日、14日、15日と休みだったと。〉

今夜は中休みにおぜんざいの接待をいただいて、『御伝鈔』、後席と声もだんだんかすれ気味。

 

明日の朝席で御満座。

ようこそのお参りでした。    

2018年1月15日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

御正忌報恩講 1日目

1月14日(日)

昨日まで3日間連続で張った手水鉢の氷も、今朝はなし。

今夜から御正忌報恩講。

例年どおり住職自勤で、16日の朝席まで。

今年は『浄土和讃』の「弥陀成仏のこのかたは」より六首のお味わい。

昨年の白石説教所、そして先日の小坪説教所でもしたけれど。。。

みなさんおなじみのご和讃なのでと、今回は配布資料を用意しなかったけど、御左訓を通して読んでいると、親鸞聖人は誰にでも分かるようにこうしてご用意くださっているのに、分かるだろうからいいかと思っていた我が身の姿を反省。
ちゃんと用意しておかなければと、急遽作成。

そこで、改めて聴聞の意味を探ろうと、インターネットで検索すると、「14の心で聴く」という言葉があちこちに。何だろうと思ってみたら、「聴」は耳偏に十+四+心。それで14の心で聴くのだと。

漢字の成り立ちから見ると、14は本来関係ないみたいだけど、それでも読んでみるとなるほどなぁと。

今夜は「弥陀成仏のこのかたは」のお味わい。

ようこそのお参りでした。    

2018年1月14日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

小坪説教所 御正忌報恩講(2)

1月10日(水)

今朝はまた一段と寒くなった。

呉市にも風雪注意報が発令中。

昨年、専徳寺の御正忌報恩講、ちょうど中日の15日に雪が積もり、大変な一日だったなぁと思い出しながら、小坪説教所の御正忌報恩講も朝席で御満座。

光雲無碍如虚空 ヒカリクモノゴトクシテサハリナキコトコクノゴトシ

本来なら「光雲、無碍にして虚空のごとし」と読むのだろうけど、親鸞聖人は御左訓に、「光、雲のごとくして、さはりなきこと虚空のごとし」と付けてくださった。

そのおこころをいただきながら。

 

お寒いなかをようこそのお参りでした。    

2018年1月10日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

小坪説教所 御正忌報恩講(1)

1月9日(火)

昨日の雨も上がり、晴れてはきたけど、風が強く寒い一日。

今年も御正忌報恩講をお迎え。

14日からの専徳寺御正忌報恩講に先立って、今日の昼席より小坪説教所の御正忌報恩講。

このたびは、昨年末の白石説教所報恩講に続いて、「弥陀成仏のこのかたは」。

正信偈のおつとめでおなじみの浄土和讃より。

花さくや 弥陀成仏の 此のかたは
涼しやな 弥陀成仏の 此のかたは

小林一茶は、こんなふうに寝ても覚めても「弥陀成仏のこのかたは」をお味わい

「◯◯◯◯◯ 弥陀成仏の このかたは」

この◯×5に何を入れるかなぁ?

今宵は「あぁ寒い  弥陀成仏の  このかたは」かな。

いずれにしても、ここに入るのは有量の諸相である私のことば。

 

寒くなってきたので、お風邪などひきませぬよう。

ようこそのお参りでした。

2018年1月9日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会 新年互礼会

1月8日(月)

今日は朝から雨。

あいにくのお天気の中、今夜は仏教壮年会の新年互礼会。

会員の皆さまのご協力により、除夜会の竹灯り、蓮のキャンドルで、新年を明るく、笑顔で迎えることが出来たことを御報告。

そして、場所を集会所に変えて、新年互礼会。

目の前に置いてあったお猪口が、いつの間にか片付けられてお湯呑みに。

それに次々と注いでいただきながら、この長浜で新年早々80キロもあるイノシシが仕掛けた籠に入っていたとか、昔はこんなだったとか、いろんな話を聞かせていただいて。

今年もみなさんと御一緒にいろんなご縁をいただきながら。。。

 

明日は昼席より小坪説教所の御正忌報恩講。    

2018年1月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

元旦会

1月1日(月)

新年あけましておめでとうございます。

 

除夜会から数時間、穏やかな元旦の朝を迎えた。

朝起きて、昨夜の除夜会の写真を入れて、元旦会用のリーフレットを印刷。

昨年末、この3月でメンテナンスが終了するコピー機から、新たにカラー複合機に。

そのおかげで、きれいに早く印刷できるように。

朝9時から、本堂で正信偈をおつとめし、御本山にならって『教行信証』総序を拝読。

そして、ごあいさつ。

弥陀仏を たのみに明けて 今朝の春  一茶坊

小林一茶がお正月に読んだ一句をご紹介。

おのれかしらには霜をいたゞき、額にはしはしは波の寄せ来る齢にて、弥陀たのむすべもしらで、うかうか月日を費やすうちに、此世の縁尽せぬにや、五十余年我身につもる老を応れて、一期の月も西山にかたぶく命ながらへて、露の玉の緒の今迄切ざるもふしぎ。又ことし鶴亀にたぐへての祝尽し、門松もかざる。 文政三年正月一日 弥陀仏をたのみに明て今朝の春   一茶坊

  これを書いた一茶の年に近づいて、今年を迎えさせていただいたことを阿弥陀さまに「南无阿弥陀佛」とごあいさつ。

  午後から昨夜の片付けを。

これで正月一段落。

 

よいお年を。よいご縁を。

2018年1月1日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

除夜会

12月31日(日)

朝は小雨がぱらつく。

午前中、早々と除夜会のために、総代さんがライトの設置に。

雨のため、傘が。。。

午後からは雨も上がり、青空が。

寒さも緩んで、穏やかな大晦日。

夕方、除夜会の準備をしていて、昨年の蓮を取っておいたのが、なぜか見当たらない!

急遽、仏壮例会の時に途中までになっていた蓮を紅白を見ながらせっせと。

何とか数を揃えて準備。

今年は風もなく、たくさんの竹灯り。

そして、次々と除夜の鐘を撞き、本堂にお参りし、願いをこめて蓮の花を親鸞聖人にお供え。

世のなか安穏なれ 仏法ひろまれ

夜が明けたら元旦会。  

2018年1月1日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku