広南小学校読み聞かせ(108)

4月10日(月)

先週末よりずっと雨かくもり。

今日もどんよりとしたちょっと肌寒い朝。

でも、学校の桜は満開。

今朝は今年度最初の広南小学校の読み聞かせ。

早めに行って、ボランティアの名札を新しくして入れ替え。

今年度初めての担当は、新2年生。

長谷川義史さんの『いいから いいから』シリーズの3と4、どちらにしようか迷ったので、2冊持っていって、どちらがいいか尋ねると、圧倒的に「3!」ということで、 『いいから いいから 3』(長谷川義史作)

以前も一度読んだことのあるこの本。

貧乏神がやってきて、どんどん貧乏になっていくのに、おじいちゃんはいつものように「いいから いいから」と。

とってもほのぼのとした絵本。

読み終わった後に、一生懸命感想をいってくれる。

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この絵本の帯に、良い話が。

友達とそのむすこさん二人とぼくと 四人でおそばを食べに行った。 食べ終わって友達がおごってくれようとした。 ぼくは「あ、ぼくがだす」 といった。すると友達が 「いや、ここはぼくがだす」 といった。 レジの前でぼくたちは、おばはんのように伝票をうばいあった。 そのとき、友達の幼稚園年長になるむすこさんが ぼくにむかっていった。 「いいから、いいから」と。 ここはうちのおとうちゃんにまかしとき、 ということを 「いいから、いいから」 といってくれた。 ぼくは一瞬にして へなへなと脱力した。 その場は笑顔に包まれた。 一言で建前も見栄を緊張もそっと なくなり仲良くなれる魔法の言葉。 「いいから、いいから」。 いやー、これもほんとうにあった ええはなしでっせ、でっせ。 長谷川義史

「いいから、いいから」のたった一言でお互いのこころが和む。

「いいから いいから」 許すこころ、受け入れるこころ、おおらかなこころ、なかなか難しいけど、持てるといいな。

今年もいろんな絵本との出会いがありますように。  

2017年4月10日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku