呉東組聞名講 3月例会

3月10日(金)

寒さが少し緩んできた。

今日は午後1時30分より住蓮寺にて、呉東組聞名講の3月例会。

毎年3月例会は、この1年間にお亡くなりになられた講員の方々の追悼法要を、御遺族の方を招いて行う。

このたびもお揃いの聞名講の色衣と五条袈裟を法中方が付けて、阿弥陀経のおつとめ。

そして、川尻真光寺様の御法話、引き続いて御示談。

今日の御示談には、お参りに来られた方に、

今日は平成28年度物故者の追悼法要をつとめますが、このような御法事というのは、どうして行うと思われますか?

との質問を役員の方々で用意してくださった。

初めてご縁にあう御遺族の方もおられるので、「霊を慰める」とか、「供養」という言葉が出て来るかなと思ったけど、ほとんど「亡くなられた方をご縁として、私が導いていただく」とか、「亡くなられた方を偲び、遺された人が集い、思い出話や近況の報告などをして、なごやかな時間を共有し、仏縁を自分も子どもたちにも伝えて行きたい」との答え。

故人に導かれてご縁に遇う。

ほとんどの方がそうやってご縁にあってきた。

亡き人を偲びながら、いろんなこと、自分の姿を振り返り、「私のことだ」と大切なことに気づかせていただく。

そんなご縁にあうことを、「ようよう参ってくれたねぇ」と、お浄土へと往かれた方もよろこんでくださってることでしょう。

明日は、東日本大震災より6年目。

そして、まもなく、お彼岸。

亡き人を偲びながら、御恩報謝のお念仏。

ようこそのお参りでした。