9月5日(月)
台風12号が接近中。
今朝は大雨警報等が出て、ひょっとしたら学校は休みかも。
と、思って朝目を覚ましたら、雨は降ってるものの、風がない。
案の定、注意報(大雨・雷・洪水)は出ているものの、警報は出ず。
今朝は2学期最初の読み聞かせ。
担当は6年生。
読んだ本は、
『タンタンタンゴはパパふたり』 (ジャスティン・リチャードソン&ピーター・パーネル 文/ヘンリー・コール 絵/尾辻かな子・前田和男 訳)
ニューヨークのセントラル・パーク動物園での実話に基づいた話。
動物園のペンギン・ハウスにいる、アゴヒモペンギン。
毎年決まった季節になると、女の子ペンギンは男の子ペンギンを、男の子ペンギンは女の子ペンギンを意識しはじめ、カップルが誕生していく。
でも、2羽のペンギンは違っていた。
ロイとシロというどちらも男の子ペンギン。
女の子に興味を持たず、愛し合った。
まわりのカップルが巣作りをするのを真似て、ロイとシロも巣を作るけど、抱く卵がない。
石を持ってきて抱くけれど、いつまでたってもヒナが生まれない。
それを見ていた飼育係のグラムシーが、産み落とされてほうっておかれた卵を、ロイとシロの巣に置いた。
その卵を抱くロイとシロ。
その卵から雛がかえり、グラムシーはタンゴを踊るように、ロイとシロが息を合わせて生まれた子だから、タンゴと名づけた。
タンゴは、セントラル・パーク動物園にいる42羽、世界中に1000羽以上もいるアゴヒモペンギンのなかで、パパが2人いるオンリーワンのペンギン。
「同性愛を助長する」とかで、外国では破棄処分を求められたりしたこともある本だそうだが、何だかサラリとあたたかく読める絵本。
こういう絵本を読んでると、偏見も差別もない世界に少しでも近づけるのかなぁ。