広南小学校読み聞かせ(84)

6月6日(月)

一昨日、中国地方が梅雨入り。

今朝は雨も上がり、青空が時々顔を見せる曇り空。

 
6月最初の広南小学校読み聞かせ。

担当は6年生。

読んだ本は、

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『三枚のカード』。(文・谷川俊太郎 絵・下谷二助)

  今日は候補2冊のうち、どっちにしようか迷って、学校で2冊取り出し、どっちがいいか尋ねてみたら、みんな迷わず「こっち」と。

表紙にインパクトがあったからかな。。。

  「昔話の『三枚のお札』って知ってる人」と尋ねたら、2名の手が挙がる。

今日の話は、その『三枚のお札』を今の時代に置き換えた谷川俊太郎さんのパロディー。

 
ネットゲームにはまり込む男の子が、ゲームの世界か実際の世界か分からなくなって。。。  

男の子は自分の腕をつねってみた。痛い。これは夢じゃないんだ。ゲームの世界でもないんだ・・・・・・でもこれは本当に本当の世界なのだろうか・・・・・・ぼくはいったいどこにいるんだろう・・・・・・。

  何とも不思議なストーリー。

 
読み終わって、「ゲーム、やってる?」と尋ねたら、頷く頷く。

 
テレビやインターネットで、毎日いろんな世界を目の当たりにする。

「でも、これは本当に本当の世界なのだろうか」 と思うようなことがいっぱい。

 
「世間虚仮 唯仏是真」

「よろずのこと、みなもって、そらごとたわごと、まことあることなきに、ただ念仏のみぞまことにておわします」(歎異抄)

ふと、この言葉を思い浮かべながら。

2016年6月6日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku