6月6日(月)
一昨日、中国地方が梅雨入り。
今朝は雨も上がり、青空が時々顔を見せる曇り空。
6月最初の広南小学校読み聞かせ。
担当は6年生。
読んだ本は、
『三枚のカード』。(文・谷川俊太郎 絵・下谷二助)
今日は候補2冊のうち、どっちにしようか迷って、学校で2冊取り出し、どっちがいいか尋ねてみたら、みんな迷わず「こっち」と。
表紙にインパクトがあったからかな。。。
「昔話の『三枚のお札』って知ってる人」と尋ねたら、2名の手が挙がる。
今日の話は、その『三枚のお札』を今の時代に置き換えた谷川俊太郎さんのパロディー。
ネットゲームにはまり込む男の子が、ゲームの世界か実際の世界か分からなくなって。。。
男の子は自分の腕をつねってみた。痛い。これは夢じゃないんだ。ゲームの世界でもないんだ・・・・・・でもこれは本当に本当の世界なのだろうか・・・・・・ぼくはいったいどこにいるんだろう・・・・・・。
何とも不思議なストーリー。
読み終わって、「ゲーム、やってる?」と尋ねたら、頷く頷く。
テレビやインターネットで、毎日いろんな世界を目の当たりにする。
「でも、これは本当に本当の世界なのだろうか」 と思うようなことがいっぱい。
「世間虚仮 唯仏是真」
「よろずのこと、みなもって、そらごとたわごと、まことあることなきに、ただ念仏のみぞまことにておわします」(歎異抄)
ふと、この言葉を思い浮かべながら。