6月8日(月)
今朝は今にも降り出しそうな曇り空。
広南小学校の読み聞かせ。
担当は4年生。
明日がプール開きに向けてのプール清掃。
4年生以上がそれに当たっていることもあって、
とってもシンプルで、あっという間に読み終わってしまう作品。
日本の海で生まれたいわしくん。
捕獲され、店頭に並んで、買われて、焼かれて、食べられて。。。
そこで終わりでなく、人のからだの一部となって、最後のシーンでは
「ぼくはおよいだ」
何か感想ありますか?と聞くと、
普段はあんまり挙がらない手が、挙がる挙がる。
「食べられたところで終わりかと思ったら・・・」とか、「ちょっと怖かった」とか、いろいろ。
「いわし」といえば、金子みすゞの『大漁』
朝焼け 小焼けだ
大漁だ
大羽鰮の
大漁だ
浜はまつりの
ようだけど
海のなかでは
何万の
鰮のとむらい
するだろう
人間の目と鰮の目。
「いわしくん」の目から見ると、食べられるために生まれてきたんじゃない。食べられて嬉しいなんて思わないだろう。。。
そんな大切ないのちを私がいただくということ。
金子みすゞの『大漁』とはちょっと違った見方で、「いのち」を表現。
おいしく、ありがたく、いただいて、そしてそのいのちを・・・。