4月26日(日)
広島国際会議場フェニックスホールにて、広島雅楽会結成40周年記念演奏会。
広島雅楽会は、主に安芸教区(広島県西部)の浄土真宗本願寺派特別法務員資格(各種法要を司ることができ、正式に声明や雅楽を奏することができる資格)を有する僧侶で構成され、「雅楽及び声明の研鑽と会員相互の親睦」を目的に、昭和50年に有志5名で発足しました。(演奏会パンフレットより)
それから今年で40周年だそう。
日頃はそれぞれのお寺で法務をされている僧侶が、大きな法要等がある時には、雅楽演奏とおつとめをする、みなさん法要のスペシャリスト。
その方々が今日は表舞台で演奏。
会場のフェニックスホールは、広島平和公園に隣接。
と、いうことで、戦後70周年。
今年初めて、慰霊碑を訪れる。
外国から来られた人たちがたくさん。
今日は朝から法事が続き、市議会選挙投票を済ませて、ここに着いたのは開演30分前。
ホールへ入ると、長蛇の列。
このたびは、呉東組寺院から4名の雅楽会員と、舞人として3名のお子さんが参加。
今夜はお通夜があったので、時計を気にしながら、その子どもたちが出演する「迦陵頻」を見て、次の「蘭陵王」には失礼を。
雅楽の音色と、プロジェクターを使用しての演出。
最後まで見たかったけれど、とてもすばらしい演奏会。
拍手をしていいのか、お念仏を称えていいのか。
何か戸惑いながら、みなさん拍手。
特に、「迦陵頻」はお寺のお子さん目当てのご門徒さんのどよめきと、拍手に思わずニッコリ。
浄土真宗の要は「聴聞」。
こうして観る浄土、聞く浄土、嗅ぐ浄土、五官で感じる浄土もいいな。
今回の演奏会のタイトルは、「雅楽という極楽 ~きっと仏(あのかた)も聞きにくる~」。
帰宅途中の車の中で、演奏会を振り返りながらお念仏。
「あのかた」
ちゃんと私のところには。
耳に残った雅楽の音色。
今夜のお通夜の正信偈が心地よく。
素敵なご縁にお念仏。