広南小学校読み聞かせ(29)

4月14日(月)

雨も上がり、青空のひろがる朝。

ツバメが飛び交い、コジュケイの声が聞こえてくる。

 

今朝は今年度初めての広南小学校読み聞かせに。

担当は6年生。

 

今日読んだ本は、

20140414

マックス・ルケードの『たいせつなきみ』

ウイミックスと呼ばれる木の小人たちは、毎日同じことばかりをしていた。
ほかの小人に、金の星のシールか、灰色のだめじるしシールをはること。
なめらかな木でできた、絵の具もきれいにぬられた、かわいい小人たちは、いつでも星がもらえた。
才能のある小人たちもそうだ。
でも、あんまりいろんなことができない小人や、絵の具がはげている小人たちには、みにくい灰色のだめじるしシールがはられてしまった。
パンチネロは、そんな小人のひとりだった。
彫刻家エリは、パンチネロに、彼がどんなに大切な存在か ―ほかのウイミックスたちが彼をどんなにけなそうとも― を悟らせようとする。 (まえがきより)

「ダメ」というレッテルを貼られ、何にも自信のないパンチネロは、いつしか自分をダメな存在として・・・。

そんなパンチネロに、パンチネロを作った彫刻家エリは、他からどう思われているかが大切なのではなく、自分がどうあるべきかを伝えていく。

そして、あなたを大切に思っている私がいるということを。

 

新6年生、初めて出会う本だったようで、いろんなことを感じさせてくれる何ともいえない絵を通して、途中から食い入るように。

そして、読み終わったら、手をあげて感想も述べてくれた。

 

みんな自分らしくかがやいて。

2014年4月14日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku