4月14日(月)
雨も上がり、青空のひろがる朝。
ツバメが飛び交い、コジュケイの声が聞こえてくる。
今朝は今年度初めての広南小学校読み聞かせに。
担当は6年生。
今日読んだ本は、
ウイミックスと呼ばれる木の小人たちは、毎日同じことばかりをしていた。
ほかの小人に、金の星のシールか、灰色のだめじるしシールをはること。
なめらかな木でできた、絵の具もきれいにぬられた、かわいい小人たちは、いつでも星がもらえた。
才能のある小人たちもそうだ。
でも、あんまりいろんなことができない小人や、絵の具がはげている小人たちには、みにくい灰色のだめじるしシールがはられてしまった。
パンチネロは、そんな小人のひとりだった。
彫刻家エリは、パンチネロに、彼がどんなに大切な存在か ―ほかのウイミックスたちが彼をどんなにけなそうとも― を悟らせようとする。 (まえがきより)
「ダメ」というレッテルを貼られ、何にも自信のないパンチネロは、いつしか自分をダメな存在として・・・。
そんなパンチネロに、パンチネロを作った彫刻家エリは、他からどう思われているかが大切なのではなく、自分がどうあるべきかを伝えていく。
そして、あなたを大切に思っている私がいるということを。
新6年生、初めて出会う本だったようで、いろんなことを感じさせてくれる何ともいえない絵を通して、途中から食い入るように。
そして、読み終わったら、手をあげて感想も述べてくれた。
みんな自分らしくかがやいて。