善通寺住職継職奉告法要 習礼

3月25日(火)

今夜は善通寺にて住職継職奉告法要の習礼(しゅらい)

習礼とは、重要な法要等の前にする予行(リハーサル)のこと。

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5月に予定されている住職継職奉告法要。

呉東組ではこうした法要等には、組内全ヶ寺あげておつとめさせていただくことに。

組内の継職法要では、当山専徳寺の法要以来。

 

このたび、初めて列衆第1席に座らせていただき、導師の次にリードを取る役目に。

その他大勢、右にならえとこれまでつとめてきたが、今回ばかりはしっかりと間違えないように!

 

新住職、会奉行、そして私も。それぞれ初めてのご縁。

それだけに良いご法要になるといいな。

 

2014年3月25日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

春季彼岸会 3日目

3月25日(火)

今朝、春季彼岸会が御満座。

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法座が終わると、すぐに広南小学校へ。

今日はお世話になった先生方の退任式・離任式。

いろいろとお世話になった先生方が学校を去られるというのは何とも寂しいもの。

でも、寂しいと思える先生に出会えたことに感謝。

 

『ありがとうソング』を聞きながら、今朝の法話、「ありがとう」の話を思い出す。

 

私はあなたに感謝します。「Thank you.( I thank you. )」

ではなく、

あなたが私にしてくださったことは、こんなにも有り難いこと。「ありがとう」

 

ようこそのお参りでした。

2014年3月25日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

春季彼岸会 2日目

3月24日(月)

昨日に引き続いて春季彼岸会。

善導大師の「順彼仏願故」、法然聖人の「依仏本願故」

「願」の話を聞かせていただくなか、朝席で親孝行のことを聞かせていただいた。

 

「親孝行」

ちょっと気になって調べてみたら、

「子どもは3歳までに一生分の親孝行をする」

ということばが出てきた。

 

このことばにはいろんな意味があるようだが、親も子どもが小さい頃は、ただただ元気に育って欲しいと願っていたのが、幼稚園・保育所に入ったら、今度はこんなふうに、あんなふうになって欲しいと、いろんな思い(欲)が出て来る。

子どもが「お父さん」「お母さん」と親をよぶ声も、だんだん成長していくにつれて・・・。

 

そう思うと、親の子をよぶ声、子の親をよぶ声、3歳頃までがお互いにまじりっけのない頃なのかなと思いながら。

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明日で御満座。

お誘いあわせてお参りを。

 

2014年3月24日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

春季彼岸会 1日目

3月23日(日)

暑さ寒さも彼岸まで

寒いお彼岸も、日中は春めいて。

ツバメにウグイス、シジュウカラの声。

 

今夜から春季彼岸会。

御講師は、広の浄円寺 桑原昭信師。

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お参り先での話から、親の願いを聞かせていただく。

 

ここ数日、日中暖かくなってきて、息子と一緒に境内でしゃぼん玉を。

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シャボン玉飛んだ

屋根まで飛んだ

屋根まで飛んで

こわれて消えた

 

シャボン玉消えた

飛ばずに消えた

産まれてすぐに

こわれて消えた

 

風、風、吹くな

シャボン玉飛ばそ

 

野口雨情の『シャボン玉』。

産まれてすぐに亡くなった娘を思い、歌ったともいわれるこの歌に込められた親の願い。

 

シャボン玉をさわって壊さないよう、また強く吹きすぎないよう、気をつけながら空まで届けと送り出す。

その思いが届いたときの嬉しいこと。

 

そんなことを思い出しながら・・・。

 

明日も朝席より。

どうぞ、お誘いあわせてお参りを。

2014年3月23日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

呉東組組会・実践運動研修会

3月22日(土)

今年は寒いお彼岸。

それでも、ツバメの声を聞く。

 

今日は年に一度の呉東組の組会(そかい)

住職・若院・総代代表と、教区の教化団体代表が一堂に会しての組会。

 

そして、このたびは『御同朋の社会をめざす運動(実践運動)』の研修会を兼ねて開かれる。

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呉東組の実践運動重点プロジェクトは、

『浄土真宗における儀礼の意義を問う』

 

葬式のあり方を今一度問い直そうと、安芸教区実践運動委員長・中央本部副委員長の加藤一英先生をお招きして、葬式にまつわるお釈迦さまから現代まで、いろいろと貴重なお話を聞かせていただいた。

今日は受付を担当していたので、扉の外で「そっと」耳をそばだてて。

 

生まれたからには、誰にでも必ず訪れる「死」。

その「死」と向き合える大切なご縁に、私たちは何をいただくのか。

今日は、大切なヒントをたくさんいただいた。 

 

その後の懇親会では司会。

8時をまわった頃、呉で震度2の地震があったそう。

ちょうど、お開きのご挨拶をいただいていたので、まったく気づかず。

気づかない程度で良かったかな。 

 

明日の夜席から専徳寺の春季彼岸会。

どうぞ、お誘いあわせてお参りを。

2014年3月22日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(28)

3月17日(月)

今年度最後の広南小学校読み聞かせ。

担当は5年生。

 

今日読んだのは、

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『せかいでいちばんつよい国』

イギリスのデビッド・マッキー作。

子どもが小さかった頃に『ぞうのエルマー』というカラフルな象の絵本をよく読んだが、この作品もその作者。

 

ある国の大統領が、

「せかいじゅうの 人びとを しあわせにするためだ。われわれが せかいじゅうをせいふくすれば、みんなが われわれと おなじように くらせるのだからな。」

と、戦争をしては世界中を制服していった。

 

残ったのは、気にも留めていなかった小さな国だけ。

一つだけ残しておくのも気持ちが悪いということで、大統領は兵を率いてその国へ。

 

そこには兵隊がいない。武力もない。

そこを訪れた兵隊たちは大歓迎を受け、その小さな国の遊びや料理、歌を好み、仕事も手伝ったり。

大統領は「けしからん!」と、怠けてしまった兵隊を国へ返し、新たに兵隊をその国へ。

 

それでも、同じことの繰り返し。

 

そこで大統領は兵隊を少しだけ残して、自国へと帰っていく。

国へ帰ると、みんなが小さな国のいろんなことを真似ている。

 

こどもに歌を歌ってとせがまれた大統領は、思いついた歌を次々と歌うのだが、それはすべて小さな国の歌だった・・・。

 

『強い日本』・・・、どこかで聞いた言葉。

本当に強い国って何だろうと、問いかける物語。

 

春から6年生。

どんなふうに届いたかな。

2014年3月17日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

我聞会 3月例会

3月16日(日)

今夜は善通寺にて我聞会。

輪読は、『蓮如上人御一代聞書』(160)(161)。

今日は私が担当。

 

(161)は「仏凡一体」。

「安心論題」が25論題だった頃にはあったのだが、今は17論題となり、「仏凡一体」は外されているという話から、殿試を受けるのに25論題を一生懸命勉強したことを懐かしく思い出しながら・・・。

その前の(160)は、「談合」での心得を説いたもので、「われこそがという思いもなく、人に負けて、信心を得るものである」という話。

どうしても「私」を抜きにして、人の話を聞けないのが私の姿。

 

そんななか、「私は生きている」ではなく、「生かされている」とのお味わい。

 

法話は、「老い」が見方次第では違った生き方ができるのではというお話を。

 

それはそうと、今日はご門主さまの書かれた本と、先日発注したチロルチョコが届いた。

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『いまを生かされて』

ご和讃を通して、やさしいことばでご門主さまのこころが。

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そして、チロルチョコは、淡い色彩、細かすぎると、なかなか難しいということが分かった。

少し修正した方が良いかな。

 

2014年3月16日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

3月14日未明の地震

3月14日(金)

今日の未明、伊予灘を震源地とする地震が発生。

呉は震度5弱。

 

就寝中を襲った地震。

長い揺れが続いた。

揺れがおさまると、外から放送が聞こえてくる。

 

起きてテレビをつけてみると、早々に「津波の心配なし」との情報。

しばらく様子をうかがっていたが、サイレンの音も人の声もしてこないので、再び休むことに。

 

そして、午前中、専徳寺の長浜墓地・小須磨墓地、石泉文庫を見て回る。

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このたびは幸い被害はなかった模様。

 

前回、2001年3月の芸予地震では、寺の石垣がずれ、

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そして、墓地の墓石が倒壊した。

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その時のことを思うと、今回の揺れは小さかったのかな。

 

昨日、たまたまテレビで、ダイオウイカやサケガシラ、リュウグウノツカイなど、深海生物が最近定置網によくかかると聞いた。

すぐに、地震?と思ったものの、まさか自分の所では・・・と。

 

南海トラフ地震との関連性は低いらしいが、備えあれば憂いなし。

ご用心、ご用心との催促のご縁をいただいた。

2014年3月14日 | カテゴリー : 災害 | 投稿者 : sentoku

東日本大震災から3年

3月11日(火)

あの東日本大震災から3年。

午後2時46分、専徳寺の梵鐘を鳴らす。

隣の住蓮寺からも聞こえてきた。

 

真宗大谷派では、この鐘を『勿忘の鐘(わすれなのかね)』と名づけているようだ。

あんなにショッキングな出来事だったのに、時間が経つと記憶からだんだんと薄れてしまいそう。

まだまだ復興には時間が・・・、そして、福島の原発問題は・・・。

 

忘れることのないように、ちっぽけな音かも知れないけれど、この鐘の音が響き、届いて欲しいなと思いながら。

 

 

2014年3月11日 | カテゴリー : 災害 | 投稿者 : sentoku

呉東組聞名講 3月例会

3月11日(火)

午後から川尻真光寺にて呉東組聞名講。

この1年に亡くなられた講員の方の御遺族も参拝され、追悼法要が営まれた。

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ご法話の後の御示談では、「還相回向」「報謝の念仏」に関する質問。

そして、真宗教団連合のカレンダーの2月の法語

人は 法を求むるに止まって 法に生きることを忘れている

という、大谷派の高光大船氏のことばをどのように味わったらよいかとの質問。

 

「法に生きる」営み。

如来のお慈悲のうち、お念仏のなかに。

明日3月11日は東日本大震災から丸3年。

 

聞名講は基本的に土日にかからなければ毎年3月10日。

忘れることのないように。

2014年3月10日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku